2020年09月03日

商品情報

 商品情報欄に幾つか新たな商品をアップしましたので気になる方はチェックをお願いします。とりあえずサワリの写真を上げておきます。

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 ピックアップ。これは先日紹介済みです。







IMG_3087 RS純正シートスポンジ。 Sold  売れちゃいました。 







IMG_3114 オイルキャッチカウル。916レーシング初期型用。







IMG_3108 オイルキャッチカウル。998RS、2002年型748RS用。 売約済み。
  

Posted by cpiblog00738 at 13:49商品情報

2020年08月29日

こんなのは初めてです!

 先日筑波サーキットのスポーツ走行中に黒旗を振られ、急遽走行を中止してピットに戻るという事件がありました。黒旗というのは「お前のバイク何かヤバいことが起こってるぞ!」という事で、即走行中止です。ピットロードでオフィシャルが点検しましたが、原因がはっきりしません。そこでピットに戻ってカウルを外して点検すると、前側気筒のエキパイにオイルが垂れて燃えた痕跡があり、この時の煙のために黒旗が振られたようです。多少なりともオイル漏れをしていることは確かですが、それが何処なのか判断できない状況です。
 とりあえずバイクを持ち帰り、工場で原因を究明します。街乗りバイクならオイルを脱脂した後その辺を一回り乗りまわしてくればオイル漏れの場所が見つかります。しかし競技専用車両となると公道走行不可ですからその辺で乗り回すわけにもいかず、暖機運転だけでオイルが漏れてくればラッキーですが、なかなかそんな状況は有りません。
 そこでシャシダイの登場です。エンジンを脱脂した状態でシャシダイに載せ、エンジン始動してぶん回せば何処から漏れているか即判明します。で、やってみたところ、どうも漏れているのはセルモーター取り付け部のガスケットからのようです。そんなところからオイルが漏れた経験は今まで無いので、イマイチ腑に落ちません。
 とりあえずオイルを抜いてみます。ドレンボルトを取り外しましたが、出てくるオイルにまるで勢いが無く、まるでドレンの穴が詰まっているイメージです。これは穴の上に何かが居る、と判断して棒を突っ込んでそれをどけると、オイルは通常通り排出されるようになりました。

IMG_3050 で、ドレンの横のオイルサンプの蓋を開けてオイルパンの底を探ってみると、出て来たのはこいつです。セルモーター取り付けのボルトです。それも緩んで落ちたのではなく、折損しています。どういうこと???




IMG_3056 エンジン左側のカバーを開けて確認すると、折れた残りはセルモーターのネジ穴の中です。おまけにもう1本の取り付けボルトも緩んで脱落寸前です。セルモーター側に残っていたボルトの先端部分は特にカジっているわけではなく、針先でつつくとクルクル回って簡単に取り外すことが出来ました。



IMG_3058 緩んでいたもう1本の取り付けボルトです。よく見るとこちらも折損寸前!千切れかけて伸びたので緩んでしまったという事です。パンタエンジンがこの世に登場してから約40年、1198系迄セルモーターの取り付け方法は同じです。今迄こういったトラブルは皆無で、40年やっていて初めての経験です。ボルトは2本とも新品でした。そうすると考えられるのは新品で供給されたボルトが不良品だったという事でしょうか?このボルトは頭に10.9の刻印があるグレードで、強度区分としては上から2番目です。そこで今回はその上の最上位グレードである12.9の刻印があるボルトを使用して取り付け直しました。
 こんな訳のわからないトラブルを経験すると不安になりますね。経験を積めば積むほど、注意すべき事項がどんどん積み重なって増えていきます。


  
Posted by cpiblog00738 at 23:20エンジン/メンテナンス

2020年08月25日

エンジンカバーのクラック

 自分のレース用バイクのメンテ中にエンジン左側カバーからのオイル漏れを発見しました。見つけたからにはそのままとはいかず、とりあえずカバーを外して確認することに。

IMG_3806 クラックチェッカーで確認作業をすると、こんな感じです。画像はカバー内部の眺めです。発電機のコイル取り付けのボス周りに明らかにクラックが発生していました。このまま放置して乗り続けるとクラックが一周してとんでもないことが起こるんでしょうね。
 仕方が無いので別のカバーを取り付けて修復しました。しかしちょっと不安は残ります。今迄の経験上この手のクラックが発生する場合、原因はクランクケースのクラックやクランクシャフト支持ベアリングのボール破損であることが少なからずあったからです。要するにクランクシャフトエンドの振れが許容範囲を超えた場合にこの部分が破損するという事です。今回カバーを外した際にケースのクラックとベアリングのボールの状態はしつこくチェックしましたし、クランクの先端の振れはダイアルゲージを用いてこちらもしつこくチェックしました。その結果とりあえずおかしなところは見つかりませんでした。実際にサーキットを何回か走行して問題が出なければ単純にケースカバーの寿命だったという事になりますが、是非そうであってほしいです。
  
Posted by cpiblog00738 at 23:06エンジン/メンテナンス

2020年08月11日

ピックアップ

IMG_2987 916/996SPSやコルサ、RS等に使用されているピックアップが入荷しました。当時モノの新品、所謂NOS(NEW OLD STOCK) です。このピックアップ、なかなか丈夫で壊れたりすることは少ないのですが、やはり壊れる時はちゃんと壊れます。とっくの昔に廃番になっていますから、新品の入荷はある意味奇跡的です。部品番号は55210061A、当時の価格は約7万円と高額でしたが、今回の販売価格は¥28,000-(税別)です。
  
Posted by cpiblog00738 at 14:59商品情報

2020年08月02日

ステップ

IMG_2979 コルサタイプと呼ばれているステップキットが装着されたバイクですが、ステップバーがピカピカのツルツルです。こんな状態になるとステップが滑って危ないです。こうなってしまった場合、まずはステップの左右を入れ替えて対応します。そうするとフレッシュな面が上面に来て新品のフィーリングに戻ります。
 でもこのバイクの場合、すでに左右は入れ替え済みです。写真には写っていませんが、ステップの下側も同様な状態です。いったいどんだけ走ったの?ということになりますが、じゅうにまんkmです。今回はステップバーを根本から切り落としてバーのみを付け替えました。未だに順調に距離は伸びています。
  
Posted by cpiblog00738 at 20:23エンジン/メンテナンス

2020年07月27日

爆発!

IMG_2966 こんな事や、、、。







IMG_2965 こんな事も。







IMG_2948 レースをやっているといろいろありますね。昔、「芸術は爆発だぁ!」っていうのがありましたが、レースも色々な意味で「爆発」です。
  
Posted by cpiblog00738 at 09:47エンジン/メンテナンス

2020年07月10日

マルケジーニホイール

IMG_2895 マルケジーニマグホイール リア用 575-17 ¥70,000-(税別)です。これはスモールハブの時代のコルサ専用ホイールなので、ストリートバイクに取り付けようとするとノーマルのリアブレーキキャリパーが干渉します。小型のキャリパーが付いていれば問題ありません。リペイントしたばかりでリペイント後は未使用です。


IMG_2902 こちらは同じくストリート用で、サイズは6.00-17です。 価格は¥70,000-(税別)です。こちらはストリートバイク用なのでキャリパー干渉の問題はありません。こちらもリペイントしたばかりでリペイント後は未使用です。

 以上の2点は近日中に詳細を商品情報欄にアップする予定です。
  
Posted by cpiblog00738 at 15:32商品情報

2020年06月11日

燃調セッティング終了

1098Rパワーチェック めでたくシャシダイ上での燃調セッティングが終了しました。予想通りそんなに大きな変更は不要でした。画像のシャシダイデータグラフはスロットル全開時のパワーチェックで、今迄のエンジンとの比較です。今迄のエンジンはボアφ106mmストローク64.7mmの1,141cc、今回はボアは変わらずφ106mmでストロークが67.9mmになった1,198cc。排気量増加の分、きっちりパワーアップしちゃってますね。この馬力は扱える自信がありません。
 数年前に自己ベストが出たときの排気量は1,098ccで162馬力くらい。この時は筑波走行していてS字の2個目とCXから先の2ヘアの手前でスロットルを全開にすることが出来ました。その次のエンジン(今迄使用していたエンジン)はそこから約15馬力アップで、こうなると既に上記2ヶ所では全開に出来ません。全開にしたら何処かへ飛んで行ってしまいそうです。また2ヘアの立ち上がりでは、立ち上がったギアから一つシフトアップして不用意に全開にするとその瞬間にフロントがリフトアップしてしまいます。安心して全開に出来るのはもう一つシフトアップしてからです。
そんなエンジンから更に馬力アップです。絶対に乗りこなせない自信があります。(笑)どうなる事やら、、、、。
  
Posted by cpiblog00738 at 11:26エンジン/メンテナンス

2020年06月10日

エンジン修理中

 筑波TTのレースまでそんなに時間が無いのでせっせとエンジンを修復しています。時間的なことと費用的なことを考えて、部品はTFDに在るもので何とかします。ということでクランク、コンロッド、ピストンは1098Rのノーマル部品になりました。要するに1098Rのノーマルエンジンになるということです。

IMG_2702 クランクシャフトです。ノーマル部品としては歴代ドゥカティのストリートバイクの中でダントツに過激でお金がかかっているクランクでしょう。






IMG_2703 コンロッドは削りではなく型物のチタンコンロッドですが、通常のタイプよりも2点間がちょっと短いです。1198系はロングストロークなので各部の寸法合わせのしわ寄せがコンロッドの長さということになっています。数的に希少なのでなかなか中古部品として市場に出回りません。



IMG_2704 クランクとコンロッドのAssyです。







IMG_2731 こちらはシリンダヘッドです。メンテナンス作業をしていつも思うのですが、チタンバルブのヘッドはバルブ周りのダメージが少ないです。バルブの大きさが半端ではないのでバルブの重量によって動弁系の負担にかなり差があるようです。



IMG_2737 話は飛びますが、エンジンは出来上がって車体に搭載され、現在燃調のセッティング中です。今の季節だとベンチ室の中の気温は30度を超えますから冷却が厳しいです。夏場でなければ車載のラジエーターに送風ファンの風を当てれば特に問題は起きませんが、今の季節だとそうはいきません。
 で、写真を見るとラジエーターが装着してありません。


IMG_2739 どうなっているかというと、冷却水は外部からの供給です。ベンチ室の外の地中にある水タンクからベンチ室内のタンクにポンプで水を循環させ、その水をエンジン冷却に使用しています。地中の温度というのは安定しているようで、今の季節だと供給される水は冷たく感じます。夏に井戸水が冷たく感じられるのと一緒でしょうか?


IMG_2738 勿論水温はサーモスタットで管理しています。使用しているのはドゥカティ純正の部品です。このシステムの恩恵で長時間エンジンを回し続けても水温は非常に安定しています。今回のセッティング中でも水温は71±2度の範囲から外れることは皆無でした。ちなみにベンチ室内の気温は32度です。



  
Posted by cpiblog00738 at 11:59エンジン/メンテナンス

2020年05月25日

ウォーターポンプ

IMG_2694 更に問題は発覚します。ウォーターポンプのメカニカルシールです。セラミック?の部分が割れてしまっています。エンジンから抜いたオイルの状態からはまだオイルに水は混入しているような雰囲気は無かったのですが、実際のところは解りません。オイルに少量でも水が混入するとオイルの性能はガタ落ちになるといわれていますから、これがコンロッド大端の固着の原因だった可能性も捨てきれません。
 ちなみにこの手のメカニカルシールは年代によって3種類のものが存在します。今回割れたタイプは純正品番93050062Aで1999〜2000年のモデルに使用されていました。採用されていた期間が短いことからも窺い知れますが、私個人的にはクラックが発生する頻度が非常に高い部品という認識があります。ですからこの件に関しては想定内の出来事でした。
  
Posted by cpiblog00738 at 11:41エンジン/メンテナンス

シリンダ

IMG_2699 シリンダですがこちらも消耗が激しいです。新品ではありませんでしたが殆どダメージの無い部品を使用し、組む前には簡易的とはいえホーニングを施してあったにもかかわらず、走行1,652kmでこんなです。リングが摺動していた部分のホーニング跡が殆ど残っていません。特に上下端はツルツルで鏡面になってしまっています。段差も出現しています。鋳鉄シリンダならいざ知らす、こいつはメッキシリンダです、相応の出力が発揮されていたということでしょうか。これもとりあえずは再使用したくありません。
  
Posted by cpiblog00738 at 11:24エンジン/メンテナンス

コンロッドが!!!

IMG_2686 エンジンを分解して行きますが、前側気筒のシリンダを外したところで大問題が発覚しました。コンロッドが固着しています。まだ完全に焼き付いている状態ではなく、手で動かせばそれなりに動く状態ではあります。去年の最後の走行時には特に違和感を感じなかったので、これは予想外の展開です。あのままセルモーターが壊れずに2本目の走行を行ったとしたら、エンジンを完全に壊すところでした。

IMG_2689 コンロッドを分解したところです。下が前側気筒で上の後ろ側気筒は問題ありませんでした。この手の問題が起きる場合、殆どの場合が前側気筒です。理由は解りません。このエンジンの場合、使用しているクランクは1098の部品です。このクランクの場合、クランク端のオイル入り口から液体を送り込んでみると吐出する液体の勢いから明らかに前側気筒に給油するオイル穴への油圧が後方気筒のそれよりも高いと思われます。それでも何で?という印象です。

IMG_2692 クランクピンです。それなりに磨いた後でこんな状態です。寸法的には問題無いので、街乗りならこのまま再使用もアリかな、という感じですが、レース用としてはやはり気持ち悪いので再使用は控えます。




IMG_2701 こんなに格好良いクランクなので非常にもったいないです。飾り物にはなります。誰か欲しい人いますか?(笑)










  
Posted by cpiblog00738 at 11:10

セルモーター

 自分のバイクのメンテナンスを開始しました。去年の秋に筑波に走りに行って、走行2本目の開始時にセルモーターがいきなり動かなくなって走行不能になってしまいました。帰ってからセルモーターに直接電源を繋いでみても反応が無いので、とりあえずセルモーターが壊れてしまったところまでは確認していました。そこだけの修理も考えましたが、走行距離もこのエンジンを製作してから1,652km、そろそろオーバーホールが必要な時期と考え、エンジンをフルオーバーホールすることにしました。

IMG_2685 まずは問題のセルモーターです。ブラシの消耗は激しく、原因は不明ですがブラシをコミュテーターに押し付けるスプリングが外れ落ちていました。いきなりセルモーターが動かなくなった直接の原因はこれでした。エンジン製作時にブラシは新品にしていたのですが、サーキット走行1,652kmでこの状態はイマイチ理解できません。エンジンの始動性は確かに良好とは言えませんでしたが、始動に苦労することも特に有りませんでした。セルモーターについては消耗部品を交換して作業終了です。
  
Posted by cpiblog00738 at 09:42エンジン/メンテナンス

2020年05月23日

フレームの溶接

 コロナ騒ぎでサーキット走行ができないシーズンが過ぎていきますが、そろそろ走行が可能になりそうな雰囲気になってきました。ということで、去年の秋から不動車になってしまっている自分のバイクの修理に取り掛かりました。
IMG_2680 久しぶりに自分のバイクを見ると、純然たるレース用バイクはやっぱり良いなあ!と改めて思ってしまいます。フレームは996RS2001ですが、溶接は市販車と違ってTig溶接です。Tig溶接のフレームが使用されているのはRS2000からRS2006迄だったと記憶しています。スーパーバイクレギュレーションに合致している筈なのに何でフレームが市販車と違うんだ?という疑問はありましたが、実際にこういったフレームが正式に使われていたのでそれなりのレギュレーションの解釈というか抜け道が存在していたのでしょうね。

IMG_2683 こちらは同時期の市販車のフレームの同じ部分です。こちらは見慣れたMig溶接です。外部からクレームが来たのかどうかは不明ですが、1098RSでは溶接が市販車と同じMigに戻ってしまいました。
  
Posted by cpiblog00738 at 15:22エンジン/メンテナンス

2020年05月17日

これで安心

IMG_2645 Mauro Lucchiari 選手のサインです。ペイント屋さんに頼んでオーバースプレイしてもらいました。入手した時からかなり消えかかった状態で、怖くて今迄一度も磨いたことがありませんでした。これで安心してワックスもかけられます。
  
Posted by cpiblog00738 at 19:53エンジン/メンテナンス

2020年02月15日

これはこれでアリですね

 先日のスイングアーム、理想を言えば表面処理は陽極酸化処理で仕上げたかったのですが、、、、。例の茶色い陽極酸化処理をいつもお願いしているところに相談してみたのですが、大きすぎて処理槽に入らないので出来ません、と残念な回答が。それではといろいろ考えた結果、結局化成処理という表面処理で行くことにしました。化成処理は陽極酸化処理と比較すると明らかに耐食性は劣りますが、この際仕方がありません。ペイントという選択肢もあったのですが、個人的にスイングアームにペイントはちょっとふさわしくない、と思っているので、化成処理だとどうなるのかという興味を優先しました。化成処理にもいろいろありますが、その中でも一番耐食性が優れているというタイプで施工していただきました。今時の流れでは環境にやさしいクロムフリーの方法が主流みたいですが、それに逆行した6価クロムをバリバリに使用するタイプだそうです。

137_3757 これは随分前にやった化成処理で、キンキラに仕上がるタイプですが、耐食性はあまり良くありません。
ビクロマートと呼ばれているタイプだと思います。今回の化成処理はこれではないタイプです。




IMG_2276 今回のやつはこんなタイプです。化成処理はキズが付きやすく、そこから腐食が発生しやすいということでクリアコートをかけてあります。今回使用したのはツヤ消しのクリアです。ツヤ有りも試してみましたが、ツヤ消しの方が格好良く見えたのでそうしました。これはこれで悪くないと思います。


IMG_2278 あとは腐食に対してどのくらい持つかということですね。経過を見守ることにします。





IMG_2294 スイングアームに付属部品の取り付けが完了しましたが、なかなか格好良いのではないでしょうか?エキセントリックハブにはいつもの陽極酸化処理を施しました。

  
Posted by cpiblog00738 at 23:49エンジン/メンテナンス

2020年01月28日

スイングアームの脱皮

IMG_2170 マグスイングアームの塗装がボロボロになってきたので何とかしたいとのご相談を受けました。この塗装はかなり昔のパウダーコートですね。マグネシウム製の製品にパウダーコートを施す場合は適正な下地処理を行わないと塗料の密着が悪く、こんな状態になっているものをよく見かけます。



IMG_2171 試しに塗膜が浮いているところをつまんで引っ張ってみました。笑えます。このスイングアームの表面処理をどのような方法で行うのかはまだ未定ですが、いずれにせよ既存の塗膜は剥離が必要です。最初は知り合いの塗装業者に塗装の剥離をお願いしようと考えていましたが、これなら自分でやっても何とかなるかも、とやってみました。


IMG_2173 パリパリと気持ちよく剥がれるので止められなくなり(笑)、気付いたらいつの間にか脱皮終了です。
 パウダーコートが悪いとは言いませんが、少なくともこのスイングアームの場合は完全にNGです。工場などの鉄の扉とか、ガードレールとかにはパウダーコートはよく使われていて優れた耐久性を発揮しているという話もありますから、要は適材適所という話になるのでしょうね。少なくともこのスイングアームがペイントされた時代においては、マグネシウム製品にパウダーコートはNGだったとということです。今は技術が進んで優れた下地処理の方法が確立していて、こうした問題は解決しているのだと思います。
  
Posted by cpiblog00738 at 10:57エンジン/メンテナンス

2019年12月24日

エンジンがかからない?

 2000年代前半のバイク、例えば998シリーズ等の話ですが、「セルモーターは回るんですがエンジンがかからないんです。でも何かの拍子にかかるんです。かかってしまえばそれからは普通なんです。」という話を今でもまだ聞くことが有ります。

IMG_1896 その原因はだいたいこれです。サービスマニュアルにちゃんと書いてあります。キーをONにしてから15秒以内にエンジンをかけないとエンジンがかからなくなるようになっている、という事です。壊れているわけではなく、これが正常なのです。15秒経過してエンジンがかからない状態になったとしても、その時にセルボタンを押すとセルモーターは回るんですね。だから余計ややこしい。
 例えばバイクに乗る時にまずキーをONにしてインジケーター(例えばニュートラルランプ)を見て通電を確認する。それからヘルメットを被り、グローブを装着する。そしておもむろにセルボタンを押す。多分キーをONにしてから15秒以上経過しています。セルは回れど、エンジンは絶対にかかりません。さすがにおかしいと感じたあたりでいったんキーをOFFにするでしょう。そしてもう一度ONにしてセルボタンを押します。今度はエンジンが始動します。そういうことです。
 この年代のバイクに乗っている方はサービスマニュアルを確認してみるのが良いですね。まあそんなことをしなくても、キーをONにしたら15秒以内に始動すれば良いだけのことですが。
  
Posted by cpiblog00738 at 18:57エンジン/メンテナンス

2019年12月03日

あるある

IMG_1832 整備中のこの996、妙に車高が低いように感じます。。。。なんで?







IMG_1834 という訳でスプロケットを外してみました。エキセントリックハブが逆を向いてます。そりゃ低く感じるわけです。この状態だと正規の状態と比較して25mm程度車高が下がります。足付き性は良くなりますけど、それ以外は良いことは無いような気が。ちなみにこの状態になっている916系は何年かに1台くらいの頻度で目にします。


IMG_1835 これが正規な状態です。チェーンの張り調整を行っていて、エキセントリックハブを回しているうちに反対を向いてしまったのでしょう。正規の状態からチェーンを張ろうとしてハブを左回りに回していくと、リアブレーキキャリパーサポートの回り止めのピンが干渉して、ある位置からそれ以上ハブが回らなくなりハブが逆向きになることは有りません。でもハブを右回りに回していくとハブは回り続けて逆向きになるまで回ってしまうんですね。  
Posted by cpiblog00738 at 18:36エンジン/メンテナンス

2019年11月11日

断線

 筑波走行中にエンジンが不調になりピットイン。最初は空ぶかしはOKだけど8,000rpm以上回らない、という状態だったのですが、時間がたつにつれて症状が酷くなり、最後には片肺状態に陥りました。
 そんな状態でTFDに入庫。試しに外部の燃料タンクから燃料を供給した状態でエンジン始動を試みると前バンクのインジェクターから燃料が出ていません。しかしこれで少なくとも燃料タンクに問題は無いことが確認できました。
 次はインジェクター交換を試みましたが症状は変わらずで、これでインジェクターに問題は無いことが確認できました。そうなると問題があるのはECUもしくは配線のどちらかということになります。
 このバイクのECUはM197ですが、交換してテストする代わりの部品が無いのでとりあえず配線をテスターで探ってみることに。その結果、前バンクのインジェクターに繋がる信号線の導通が無いことが判明。通常断線などは配線がどこかに挟まったとか、外観的に削れているとか、そういった外から見て確認できる場合が殆どなのですが、今回はそれらしき状況は発見できません。仕方が無いので導通を計りながら配線のいろいろな場所を押したり引いたり曲げたり伸ばしたりしてみます。するととある部分を曲げ伸ばしすると導通が復活したり切れたりする症状が発生しました。しかしその部分はどう見ても外見的には正常っぽいです。しかし仕方が無いので半信半疑でその部分を切開してみると。。。。

IMG_1772 ちゃんと切れていました。しかも揃った状態でバッサリという感じです。いったい何が起こったのか理解できません。繰り返し書きますが、外見的には全く問題のない状態です。とりあえず切れたところを繋いでバイクは正常に戻ったのですが、イマイチ釈然としません。う〜ん、どういう事なんでしょう????  
Posted by cpiblog00738 at 17:07エンジン/メンテナンス