2005年05月28日

916レーシング'95レストア

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こちらが現状のフォークステムです。
ご覧のようにアッパーブラケットのフォークを締め付けるボルトの周りにクラックが発生しています。こうなるともうどうしようもありません。
このボルトはM8P1.25ですが、私はここの締め付けは12Nmにしています。普通の感覚で25Nmとかで締めたら、ここはひとたまりもありません。そうやったためにちぎれてしまったヤツをいくつか見たことがあります。(やったのは私ではないですよ。念のため)
とりあえず新品が手に入ったので一安心というところです。
  

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2005年05月27日

916レーシング'95レストア

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今日、レストアを始める916レーシング'95(このあいだうちに戻ってきたヤツです)用の部品の一部が届きました。
マグネシウムのフロントフォークステムです。
この部品は古くなるとみすぼらしくなるばかりか、締め付けボルトの回りにクラックが入ったりしがちです。
  
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2005年05月26日

クランクシャフト

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先日ピストンとコンロッドの重量を計測して、どの組み合わせで使用するかを決定したところですが、それらに合わせてクランクのダイナミックバランスをとりました。
ベースになったクランクシャフトはTFDで在庫していた916SPの新品クランクです。元々は勿論扇型ですが、916SPのノーマルより大幅に軽量なピストンとコンロッドを組み合わせるため、ダイナミックバランスをとった結果こんな形状になって戻ってきました。916SPのクランクは最初からウェブの裏側が肉をそがれて軽量してある事に加え、タングステン系合金のバランスウエイトも使用されています。最近は見れなくなってしまったコストのかかり方ですね。カッコイイですね。夢が膨らみます。
  
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お久しぶりです。その2

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立派なアオダイショウです。真っ直ぐ伸ばすと120cm以上ありました。昔はもっと大きいのがいたように記憶していますが、最近としてはかなりの大物と言ってよいでしょう。
久しぶりに触ってしまいました。触った事の無い人が最近多いかもしれませんが、このきめ細かなしっとり感、特筆ものですよ。
私の腕に巻きついているうちに私の体温で体が温まり、だんだん覚醒してきたようで、自分の置かれている状況を把握してくると、急に我に帰って暴れ出しましたので、放してあげました。びっくりさせてごめんね。
ちなみにTFDのファクトリーにはヤモリも何匹か住み着いています。チャンスがあったら画像で紹介しますね。
  
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お久しぶりです。

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久しぶりにうちの庭にこんなヤツが出現しました。
まだ冬眠から覚めたばかりのようでボーっとしています。
  
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2005年05月18日

ピストンの重量を測って見ました

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こちらは同じく使用する予定のピストンです。モノとしては996レーシング98の純正ピストンでオメガ製です。
さすがにこれだけ数があると似たような重量のものを探すのは楽ですね。
なぜこんなに沢山の在庫があるかというと、このピストンは多くのストリートバイクに容易に組み込むことが出来るからです。デスモクアトロの996で、ピン径φ20mmのチタンコンロッドを使用しているモデルだったら大体そのまま使用できます。例えば996SPSは97〜00までの全年式、その他996モノや996S、S4R、ST4S、等もいけるはずです。
オーバーホール時に奮発して組み込んでみませんか?これだけの数があるということは、特別価格にて提供する用意があるということです。(笑)
  
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チタンコンロッドの重量を測ってみました

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近々サンデーレース用のレーシングエンジン製作を始めるので、それに先立って使用するコンロッドを決定する作業を行いました。
これは996RS01のチタンコンロッドですが、TFDには現在これだけの在庫があるのでそれぞれの重量を計測し、組み合わせのペアを決定します。
今回は0.1グラム単位でぴったり同じ重量の物が何組か見つかりましたので、これらの中の一組がまず候補に上がりました。
  
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888SPS車検取りました

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先月で車検切れとなっていた私の888SPSですが、今日継続車検をとりました。昨日から久しぶりにエンジンをかけたり、保安部品の点検をしたり、外装を磨いたりしました。やっぱりこのバイクカッコイイ!
  
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749Rレーサー製作記

今回画像は用意できませんでしたが、749Rレーサーをダイノジェットに載せてパワーチェックをしてきました。
結果は117馬力でした。
この数値が良いのか悪いのか良く判りませんが、数字だけで較べると平均的な996SPSの値とほぼ一緒です。そう考えると時代の進歩を感じますが、これが我々の参戦するレースでアドバンテージになるかどうかはまた別の問題です。
 
昨日人伝にWSSの現場の状況を聞くことが出来ました。
それによると、ワークス749Rはとりあえずエンジンは速いとのこと。ただしワークス以外はちょっと?みたいです。それはあたりまえとして、ワークス749Rは高速コースではかなり優位性があるるようで上位に来るので警戒しますが、反面テクニカルなコースについては苦手にしているようで、そんなコースでは「アウト・オブ・眼中」になるそうです。
情報源はWSSでトップ争いを演じている日本人ライダーです。今年は是非チャンピオンを取って下さい!
  
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2005年05月10日

ピストンとヘッド当たってますよ。

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これ、998テスタストレッタの燃焼室ですが、何処かのショップで何も考えずにハイコンピストンを組み込んだ結果、ピストンがヘッドに当たってしまっています。通常はピン角になっているところが体裁よく面取りされているように見えますが、そこが当たっていたところです。
ノーマルピストンはトップが完全に平らなのですが、このハイコンプピストンはトップがテーパー状に盛り上がっており、特に左右両サイドは端から盛り上がりが始まっています。
燃焼室の画像を見ると、ボアサイズよりかなり内側まで平面が続いていますが、(うっすらと何処までが燃焼室か、ヘッドガスケットの痕が残っています)ノーマルピストンはトップが平面なので全くここと干渉しません。でもこのハイコンプピストンはご覧のように干渉します。あたりまえですよね、この部分は既に盛り上がっているのですから。
エンジンを組んでクランクを回したくらいではおそらく抵抗がなかったのでしょうが、エンジンをかければ話は別です。おそらくこのエンジン、ピストン交換してからはずっと調子悪かった事でしょう。特に高回転ではずっと「バチバチ」言いっぱなしだったと思います。
せっかくお金をかけてハイコンピストンを入れたのに、明らかにその前より調子悪いなんてことは、オーナーにとってはあんまりな事です。このような目にあったオーナーがすぐにドゥカティ離れを起こしてしまう事はごく自然の成り行きだと思います。
軽率な仕事は結果として個々のショップだけでなく、ドゥカティの業界やドゥカティそのもののイメージまで悪影響を及ぼします。自分で自分の首をしめてはいけません!
  
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2005年05月06日

749Rレーサー製作記

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先日筑波でシェイクダウンを行った749Rですが、走行中に水温が93度まで上がってしまいました。この調子でレースを走ると水温がかなりきつくなることが予想されます。STクラスではラジエーターの交換とサーモスタットの取り外しが認められているので、早速サーモスタットを外し、対策ラジエーターを製作しました。
基本的にNAGOYAラジエーターです。ホースの取りまわしがバッテリーケースの裏になるところがあり、結構大変でした。
溶接がへたくそなところがありますが、すいません、私の腕の問題も勿論あります。でも一番大きな問題は、最近溶接機の調子が悪いんです。おそらく現状のこの溶接機で、かろうじてでも溶接を行う事のできる人は世の中にそんなにいないと思います。新品に買い換えると40〜50万円しますし、困ったものです。
  
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