TFD歳時記

先日888ＳＰＳ弐号車のレストアが終了しました。この弐号車は新しいオーナーも決定し、近々旅立ってゆく予定になっております。

何から何まで抱え込んでいる余裕もなく、また、くたびれた名車を完璧な状態に戻して新しいオーナーの下に送り届けるという大義名分があるにしても、好きなバイクが手元から旅立ってゆくのをちょっと寂しく思うこの頃でした。

そんな時に遠方から突然のお話を頂き、何と888ＳＰＳ参号車なるものがＴＦＤにやって来ました。弐号車はまだ納車前なので手元にあります。こんな機会を逃すわけにも行かないので、記念撮影しました。

奥から、壱号車、弐号車、参号車の順です。ＳＰＳが3台並ぶなんて普通ありえない光景ですね。参号車は総合的なオリジナル度は高く、その意味ではなかなか良い印象です。しかし走行距離が約3万キロと伸びており、エンジンをかけてみたところ、やはり完調とは程遠い印象を受けました。時間を見てレストアに取り掛かることになりますが、例によって完成までにはまた何年かの年月がかかるのでしょうね。レストアはレポートしながらぼちぼちやりますので、ご興味のある方はお楽しみに。