2009年03月27日
バルブシートカッター登場
TFDにバルブシートカッターがやって来ました。主要コンポーネンツは揃いましたが、パイロットとフォームツール(カッターの歯)がまだ取り寄せ中なので、実際に稼動するのはもう少し先になります。
実はこの機械を導入するべきかどうか、とても悩みました。普通に考えれば内燃機屋さんに頼むのが一番効率が良いでしょう。何もそんな機械まで揃えなくても良いのではないか?どうせ元も取れないだろうし。オマケにこの不況の最中に。
でもやっぱり自分に納得がいくような仕事がしたかったのです。性格的に人任せがイヤというか、要するに自分でやりたいんですね。勿論自分では絶対に出来ない、スペシャリストに任せなければならない特殊な事が世の中にたくさん存在する事も理解していますが。それに導入は時期的にはもう今がラストチャンスで、これ以上導入時期を遅らせると、機械の寿命よりも自分の寿命が先に来るような気がして・・・。
とりあえずこれから暫くはこの機械を使いこなせるように、修行に励むことにします。
2009年03月20日
バルブのリフェース
バルブフェースというのは結構傷むものです。画像は街乗りに使用していた4バルブ水冷エンジンのエキゾーストバルブで、同じ気筒に使用していた2本です。取り外して付着したカーボンを除去し、クリーニングしただけなのが右側の1本です。バルブフェースは荒れています。エンジンの構造上、バルブシートとバルブフェースの間にカーボン等の異物をかみこんでしまうのは致し方ないことですが、この荒れが進むと当然ガスシール性能が劣化し、エンジンパフォーマンスは落ちてゆきます。
勿論バルブシート側も同様に傷みますが、経験上その傷みはバルブ側の方が顕著な印象があります。
で、左側のもう1本は新着のバルブリフェーサーでリフェースしたものです。いい感じですね。これならまた安心して使用できます。
TFDでは現在バルブリフェースの価格が1本あたり¥1,200-(税別)となっていますが、自社で作業が出来るようになったので価格を旧価格の¥1,000-に値下げします。業販もしますので宜しくお願いします。
バルブだけリフェースできてもバルブシートの方が外注になってしまうのは方手落ちじゃないか!ということで、実は近々バルブシートカッターもTFDにやって来ます。ご紹介できるようになったらお披露目しますのでご期待ください。
2009年03月18日
バルブリフェーサーがやって来ました!
TFDに待望のバルブリフェーサーがやって来ました。バルブのフェースやステムエンドを研磨してリフレッシュする機械です。こうやってバルブをリフレッシュする事がエンジンのオーバーホールには必須の作業ですが、今までこの作業は外注に頼っていました。でもこの機械があれば、いつでも好きな時に好きなだけバルブを研磨する事が出来ます。嬉しい!(でも金額的にモトをとることはまず不可能だと思います)
それに加えて、例えばバルブフェースのカットのやり方次第で吸入効率が変化する事を私は認識しています。つまりフェースの削り方次第でそれがチューニングにもなるんですね。どう削れば良くなるのか、悪くなるのか、これを模索するにはやはり外注に出していたのでは無理なのです。
とりあえず何本か削って試してみましたが、まず機械の扱い方をマスターするのが先決です。説明書が英語だし、内容もあまり親切ではないのでちょっと苦労しそうです。