2009年10月31日
とても全てを紹介できませんが
とても全てを紹介することは出来ませんが、以上が主だった車輌の紹介です。
以上の記事からも容易にご想像できると思いますが、車輌は非常に軽量に仕上がっています。前後サスの動きも秀逸で、押し引きしただけで「ネコ足のフィーリング」が味わえます。
現在既に車輌はTFDに入庫しており、いつでもご覧になれます。ご興味のある方は是非実車をご覧になっていただきたいと思います。
価格は税込み273万円です。
ご連絡をお待ちしております。
メーター周り
まず目に入るのはマグステムです。表面処理は陽極酸化処理のHAE処理です。耐食性はかなり良好で強靭です。オフセットは30mmで、この数値は95、96のコルサと同じです。(97以降は可変オフセットになります)
メーターはスタック製のキットで、カーボンパーツは当時のコルサ部品です。
マスターシリンダーは左右ともラジアル、ハンドルは一品モノで純正より若干手前のポジションになります。
車体左側
車体左側の眺めです。
カーボンスイングアームガード、チェーンガードはコルサ純正です。スイングアームガードは社外品もいろいろありますが、スイングアームにぴったりとフィットするということに関してはやはりメーカー純正が一番ではないでしょうか。スプロケット周りはクロのアルマイト仕上げです。
リアサスペンション
リアサスも勿論スペシャルで、品番はDU7290、916レーシングの98、99年型の部品です。ガス室の大きさが大きく、放熱用のフィンも切ってあって一目でその手のものだと判別できます。イニシャルアジャスターは最初からこのサスに組み込まれていましたが、何とこの頃のこの部品は削り出しです。後年になって量産されるようになるとこの部品は鍛造の型モノになりました。
サスペンションリンクのロッカーアームはやはり916レーシングの95〜99までの部品で、削りではなく型モノの鍛造品です。
車体右側
言い忘れましたが、フレームもペイントし直しています。ニシムラコーティングによるダイアモンドコートで、色は5分ツヤのクロです。良い質感に仕上がっています。
エンジンのクラッチサイドカバーは、ドゥカティパフォーマンスのマグネシウム製です。ステップはNCRのチタンステップと呼ばれている製品です。
クラッチ本体は748R純正のスリッパークラッチです。街乗りメインで必要なメンテナンスの頻度を考えると、社外のボールが使用されているものよりは純正の方が安心なのでこちらを使用しています。
リアブレーキ
リアブレーキ周りの反対側からの眺めです。このブレーキシステムは一見して判るように、かなりブレーキの容量が小さいので、これに頼って止まろうとするには無理があります。あくまでサーキット走行においてのスピード調整、車体姿勢の調整に使用目的は限定されていますね。普通に踏んでも効かないことは覚悟しておいて下さい。
リア周り
リア周りです。
アルミ鍛造のホイールサイズはフロント3.50、リア5.50です。ホイールナットは軽合金製の748RS純正部品です。
リアブレーキ関係はまんま916レーシングです。φ200mmの小径ディスクにブレンボ削り出しの小型キャリパーです。
スイングアームは916レーシングの95、96年型に使われていたもので、マグではなくアルミ製のロングスイングアームです。コルサのスイングアームは97年型からマグネシウム製になりますが、やはり街乗りでの耐食性を考えてアルミ製を選択されていました。表面処理はアルマイトです。アルマイトを施す前に鋳物の表面をバフ仕上げしたので、表面の仕上がりは鋳物にも関わらず光沢のある仕上がりになっています。リアホイールハブはやはり916レーシング純正の専用品で、こちらはアルミ製のものが存在しなかったのでマグネシウム製です。リアホイールシャフトも916レーシングの純正品です。
エキゾースト関係は95年型916レーシング純正のφ50mmフルエキです。同じφ50mmのフルエキでもストリートモデルのそれとは造りが違うので一目でそれと判別できます。シリンダーヘッドへの取り付け部分がフランジを介してスプリングで引っ張っていたり、サイレンサーとエキパイの差込口の構造がシンプルな造りになっています。カーボンサイレンサーの部分はリペアキットの新品に交換したばかりなのでグラスウールの消耗も無く、カーボンの紫外線による退色も皆無です。
フロント周り
フロント周りです。
フロントフォークはオーリンズGPフォークです。タイプはFG8760で、916レーシングの1998、1999年型に純正で装着されていたタイプです。ドゥカティの純正部品としてOEM供給されていたものなので、ドゥカティの純正部品として取り寄せる以外には入手方法がないものでした。レーシングフォークにありがちな転倒キズのようなものは皆無で、非常に綺麗です。
キャリパーはおなじみのブレンボモノブロックです。ローターも勿論ブレンボの専用ローターで、外径は左右ともφ290mmです。このフォークにはキャリパーの取り付け穴が4個開いており、キャリパーの取り付け位置を変更する事により、φ290mmとφ320mmの2種類のローターを使用する事が出来ます。前オーナー様はご自分の使用状況を鑑み、φ290mmを選択されていました。
ホイールはマグではなくアルミの鍛造で、表面処理はペイントではなくアルマイトです。使用目的がレースではなく街乗りだったので、前オーナー様は耐食性を考えてアルミを選択していました。
フロントフェンダーはやはり916レーシング純正の本来このフォークに使用されていた部品です。
748Rの極上中古車が入庫しました
TFDが中古車の販売を行うことはどちらかというと珍しいのですが、今回自信を持ってお奨めできる中古車が入庫したのでご紹介いたします。
車種は名車、2001年型748Rです。TFDメンテの車輌としては珍しい、フルカスタムといった風情の非常にお金のかかったスペシャルな車輌です。
走行距離は約7,000km。エンジンは5,000km時にTFDにてフルオーバーホール済みです。新車時から街乗りオンリーでサーキット走行とは無縁のオーナー様でしたが、どうせ乗るのならイチからキッチリ組み直したエンジンに乗りたいということでオーバーホールを行いました。
カスタムの内容は非常に多岐にわたり、その全てお伝えする事は難しいのですが、その主だったところを紹介します。
まず外装ですが、カウリング類はドゥカティパフォーマンスのドライカーボン製です。タンクは916レーシング1995年型のメーカー純正カーボンタンクです。916系コルサのタンクは年式によって形が微妙に変化し、大雑把に言えば年毎に太く丸っこくなってゆくのですが、95年型のものは流石に最初のオリジナルデザインだけあって、一番スリムで切れのあるデザインを持ち、巷では一番美しいフォルムであると人気があります。この何れもが中古品にペイントを施したものではなく、新品を用いてカスタムペイントを施したものです。ペイントはアルファレイズデザインによるもので、非常に手の込んだ出色の出来です。ステッカーやラインの部分も凹凸が無いように仕上げられ、質感もヌメッとしたツヤを持ち、仕上がりとしてはモーターショーレベルです。色はドゥカティ純正の黄色よりも若干濃い黄色に仕上げられています。
2009年10月24日
バルブガイド交換
2009年10月18日
筑波走行
久しぶりの筑波走行です。バイクは998RSです。走らせるのは3年ぶりなので走行のためにはそれなりの整備が必要でした。
速いバイクは他のバイクを抜くのが楽ですね。練習走行ではリスクを避けて、よっぽどの事が無い限りストレート以外では他車を抜かないようにしています。でも速いバイクの場合、ストレートで出てしまったスピードをコーナー手前で丁度良い速度に落とすのはかなり大変な作業なのです。これは乗った事がある人にしかわからないかもしれませんが・・・・。これが上手く行かないと、ストレートばっかり速くてコーナー激遅じゃん、なんて陰口を叩かれる事になります。
2009年10月04日
誰か買ってください
オーリンズのGPフォークです。品番はFG9260。自分の851レースバイクに使用していたものです。最後に使ったのは2008年11月30日の筑波におけるSuper Maxのレースで、ベストタイムは1分2秒010でした。ということで、機能的には全く問題の無い事が証明されています。キズはそれなりにありますが・・・・。そのレース後はバイクのフロント周りをそっくり交換してしまったので使用する予定がなくなりました。
インナーチューブはφ42mm、三又のクランプ部分は上がφ51mm、下がφ53mmです。必要であれば一緒に使用していた三又とアクスルシャフトもセットで販売します。三又はオフセット25mmで、888SPSと同じディメンジョンです。
価格はフォーク左右のみで税込み¥126,000-。三又とアクスルシャフトまで付けて¥168,000-です。
お渡しする時にフォークはオイルシールとオイルを新品に交換、三又は新品のベアリングを2個付属させた状態でお渡しします。
その他詳細はお問い合わせください。