2010年03月27日

748Rのクランクケース

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748Rのクランクケースですが、シリンダーが入る穴をボーリングして大きくしました。目的はφ96mmのシリンダーが使えるようにするためです。画像は748Rのクランクケースにφ96mmの955シリンダーを仮組みしたところです。TFDにはこのシリンダーと955レーシングのピストンが大量にあるので、これを748Rに組んでみようと思ったのです。排気量は890ccになります。ストロークは変わらず、ボアアウトのみで890ccになるので、どんな回転上昇のフィーリングになるのか楽しみです。とは言え、いったいいつ出来上がるのか・・・。なにしろ計画を思いついてからクランクケースのボーリングに取り掛かるまで何年かかかっていますからね。どなたかこの計画に「乗った!」と言って下さるお客様はいらっしゃいませんか?748Rでサーキットを走行されている方、今使っているエンジンの下取りも歓迎ですよ。

  

Posted by cpiblog00738 at 23:58

2010年03月26日

そういえばこんなのも有ります

9f63b873.JPG仕事で古いのを触っていて急に思い出しました。自分はこんなのも持っています。確か79年式で、買ったのは82年頃だったでしょうか?85年頃筑波サーキットの2ヘアで転んで、そのまま仕舞い込まれています。仕舞い込んで25年ですか!時の経つのは速いものです。当時ヘッドをスポーツモーターサイクルスに送ってスティーブ・ウィンさんにポートを仕上げてもらいました。イモラカムが入っていてピストンはオメガだったような記憶が有ります。当時としては結構速かったです。FISCOで走ると気持ちよかったですね。タコメーターから目を離しているといつの間にか針が10,000rpmに届こうとしていて、あわててシフトアップする事も多かったです。(ベリアのレーシングタコメーターの表示がかなり甘いせいもあったでしょうね)コイツも私が生きているうちに蘇らせてもう一度サーキットを走りたいです。(何時になるやら・・・・)  
Posted by cpiblog00738 at 13:34

こんなのも今やっています

96b77d4c.JPG現在平行してこんなのもやっています。これはこれでなかなか楽しいです。  
Posted by cpiblog00738 at 13:17

エンジン完成です

97258f04.JPGとりあえずエンジン完成です。これからフレームに載せて車体とのすり合わせを行います。スロットルボディー関係を取り付け、排気系を製作して、と先は長いです。ヘッドへのオイルラインも製作しなければいけません。  
Posted by cpiblog00738 at 13:13

追加ピックアップ

9feecb54.JPGフライホイールにあるトリガーからの信号を拾うためのピックアップを増設するため、発電機側カバーにピックアップ用の取り付け座を追加で取り付けました。気を使って作業したのですが、やはり溶接したウラの部分がちょっと引けてしまい、クランクケースとの間に若干の隙間(シックネスゲージで計測して0.15mm程度)が出来てしまいました。シリコンガスケットを厚めに塗って対処しましたが、もし油漏れするようであれば何らかの対処が必要ですね。  
Posted by cpiblog00738 at 13:08

ほぼ完成です

6692fa58.JPGヘッドガスケットも入荷し、作業再開です。ヘッドを組み付けてほぼ出来上がりという感じになってきました。  
Posted by cpiblog00738 at 12:58

2010年03月19日

現在はこんな状況です

ae9db9d1.JPG現在ヘッドガスケットの入荷待ちで、この状態で作業が止まっています。ヘッドは既に出来上がってるので、部品が来ればヘッドを組み付けてエンジンは出来上がりです。ただしまだ先は長いです。エンジンをフレームに載せてインマニやスロットルボディーの取り付けを考えたり、排気系をどうするかとか、ワイヤーハーネスの作成もしなければなりません。そうした作業の後にバイクの形になって、形だけでも走れそうなところまで出来上がったらそこでもう一度エンジンを降ろし、動力計に載せてマッピングです。そう考えるとまだまだ大変です。  
Posted by cpiblog00738 at 23:18

2010年03月18日

クラッチ

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クラッチを組みました。暫定ですが4本スプリングのタイプです。999RSの部品です。ボールベアリングは使われておらず、単純にカムに乗っかってドラムが持ち上がるタイプです。

  
Posted by cpiblog00738 at 23:29

発電機のコイル

599d8356.JPG発電機のコイルはレース用の部品で厚みがかなり薄くて軽量です。勿論フライホイールに付いている相手側のローターもこれに合わせて薄い形状のものになっています。経験的にこのコイルはレースで使用すると、おそらく振動が原因でしょうが、たまに割れます。予防策として、樹脂でモールドしてしまいました。これは結構有効な対策になっているようです。  
Posted by cpiblog00738 at 23:25

フライホイールその他

c6ba73a4.JPGこちらはフライホイール側です。モーテックでエンジンを制御するのでピックアップを2個使います。そのためにフライホイールにも4枚の羽が付いています。タイミングギアからの信号とクランクシャフトからの信号を両方拾います。  
Posted by cpiblog00738 at 23:19

1次ギアその他

395b88cc.JPGクランクケースが組みがったので外側の部品を組んでゆきます。1次減速ギアは減速比が2:1のものを使用しました。筑波での2次減速比を予想したところ、こちらの方が良いような感じがしたからです。ギアが磨かれて光っていますが、軽量穴も開いているこれらの部品は90年代のファクトリー部品です。  
Posted by cpiblog00738 at 23:13

クランクケースに仮組みです

d2bc77d2.JPGクランクケースの片側に内部の部品を仮組みしました。  
Posted by cpiblog00738 at 23:06

クランクシャフトの位置決め

e6cb182b.JPGクランクシャフトを両側で支持しているベアリングとクランクシャフトの間にはシムが存在し、その厚みを変えることでクランクシャフトの位置を左右に動かす事が出来ます。空冷エンジンはコンロッドが大端支持になっているので、ピストンの真ん中にコンロッドが来るようにクランクシャフトの位置を持っていきます。画像のように片側のシリンダーとピストンを外しておけばもう片側の様子が目視できるので、作業は比較的容易です。バラしたり組んだりの繰り返しで時間はかかりますが。  
Posted by cpiblog00738 at 22:58

2010年03月16日

ギアボックス関係の部品です

cf398ad4.JPGこれらはギアボックス関係の部品です。いろいろとシミュレーションしてどんな仕様で行こうかと迷いましたが、基本的にミッションのレシオはノーマルです。筑波では3〜5速もしくは6速を使う仕様です。水冷4バルブエンジンと比較して常用するエンジン回転数が約3割くらい低くなりそうなので、レーシングレシオのミッションを使って水冷4バルブのバイクと同じギアを使って走ろうとすると、リアスプロケットが28丁とかの非現実的な数字になりそうです。シフトドラムは穴あき軽量化された某市販車の部品、シフトフォークはコルサの部品でドラムの溝に入るピンがローラーになっていて、その効果でシフトタッチがかなり良くなります。  
Posted by cpiblog00738 at 23:09

クランクシャフトをケースに組んでみると、、、。

a84e5312.JPG出来上がってきたクランクシャフトをケースに組んだらどんな感じになるのかと思い、実際にやってみました。どこかで見たような、、、。1098Rより過激な感じで、999F04とかのクランクに近いですね。  
Posted by cpiblog00738 at 22:54

クランクシャフトが出来上がってきました

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さて、ぼちぼち始まりつつあった空冷レースバイクのエンジン製作ですが、ダイナミックバランスを取る作業を外注にお願いしていました。で、やっとそれが上がって来ました。画像の左が基になった1000DSのノーマルクランクシャフト、右がそれを基に製作したものです。

オレのだから思いっきりやってくれ!!!

と注文したらこうなって返って来ました。結構凄いですね。いったいどんなフィーリングになるのでしょう?もしかしてレスポンスが敏感になりすぎてメチャ乗りにくくなったりして?でもいいんです。これは元をただせば遊びですからね。製作する過程においてもワクワクドキドキが優先です。

  
Posted by cpiblog00738 at 22:43

2010年03月05日

イタリアの友人

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イタリアの友人です。サーキットでは998RSに乗っています。街乗りは1098Sです。生粋のドゥカティスタです。とっても

いいやつです。

いろいろと情報も送ってくれてとても助かっています。先日プレゼントに日本酒を送りました。EMSで送りましたが、発送したのは1月27日。荷物の追跡調査をすると、2日後の1月29日にはイタリアに着いていました。しかし通関に手間取り、ギフトである事を証明せよ、とか、原産地を証明せよ、とか、なんだかんだと難癖をつけられ、彼の手に品物が届いたのが何と

3月3日!!!

大丈夫ですかあ?この国・・・・・。1ヶ月以上かかってやっと手にした日本酒に感激して画像を送ってきてくれました。ブログで紹介したらどうかと言い添えて。喜んでもらえてよかったです。

税関の人間が危険物かどうかを調べるために毒見をして、結局全部飲んじまったんじゃないかと本気で心配しました。

  
Posted by cpiblog00738 at 13:15

動力計の上で回してみました

cbadd3f8.JPG排気系を998タイプにしたエンジンですが、動力計の上で比較テストしてみました。全負荷状態で運転したので前回と同様に排気管は真っ赤になり、パイプの色が変わってしまいました。試験前の画像と比較すると良く判ります。排気管が真っ赤になった時の排気温度に興味があったので今回は排気温度計も装着しました。結果は最高温度で800度を少し超えるくらいですね。出力に関しては、やはり排気管が太い方が最高出力が稼げるようです。果たして空冷2バルブエンジンでも同じ結果が出るのか、ちょっと興味あるところです。  
Posted by cpiblog00738 at 12:41