2010年12月19日
マッピング
エンジンが出来上がり、動力計の上でマッピング作業が行われています。前回のイマイチ仕様のエンジンでは全開全負荷状態でもエキパイの色は赤くなる兆候さえありませんでしたが、今回はこの通りです。マッピングしてゆくとアイドリング近辺では要求される燃料が前回よりもかなり少なく、逆に高回転になると燃料がどんどん入ります。こんなに燃料が入ったらいったい何馬力出るんだろう、とかなり期待しましたが、馬力自体はそれほどでもなくまっとうな値でした。
画像は、スロットル開度100%、エンジン回転数9,000rpm、スプロケット軸出力120.0馬力、の状態をダイナモ室の中に入って撮影したものです。この状態のダイナモ室に入るのは「決死隊」の気分です。
画像は、スロットル開度100%、エンジン回転数9,000rpm、スプロケット軸出力120.0馬力、の状態をダイナモ室の中に入って撮影したものです。この状態のダイナモ室に入るのは「決死隊」の気分です。
Posted by cpiblog00738 at
13:00
仮組
クランクケースに内部部品を仮組して、問題がないか確認中です。こうしてみるとタイミングシャフトやクランクのウェブはかなりタイトな位置関係にあることが判ります。あ、ちなみにボアはφ102mmになっています。
Posted by cpiblog00738 at
12:44
2010年12月12日
クランクとコンロッド
クランクにコンロッドを組み付けました。今度のコンロッドはアメリカ製、キャリロです。チタンほどは軽くはありませんが、ノーマルのスチール製よりはかなり軽量です。コンロッド本体のハーフベアリング裏のダメージが、スチール製コンロッドの方が少ないだろうという予想のもとに採用しました。それにこのエンジンの最高回転数はせいぜい9,000rpm程度だと予想されるので、軽量コンロッドのメリットもそんなに大きなものではないと考えました。
Posted by cpiblog00738 at
11:31
2010年12月08日
クランクバランス取り直しました
エンジンの仕様変更に伴い、今回はピストンとコンロッドが変更されます。当然のことながらそれらの重量は以前のものと異なりますから、クランクバランスを取り直しました。ちなみにコンロッドは今までよりも軽量に、ピストンは逆に重くなります。総合的には軽くなる方向だったようで、以前よりも若干ながらウェブが削られているように見えます。今回はそれに加えてクランクピンの研磨も行いました。研磨といってもその量は数ミクロンで、感覚的には綺麗に磨いたというニュアンスです。気持ちの問題?とは言いませんが、少しはオイルによる抵抗が少なくなると思います。
Posted by cpiblog00738 at
10:42
2010年12月02日
ピ、ピンが・・・・。ありえね~
たまたま入庫してきたバイクですが、リアホイールを外そうとして金属製のクリップを外したら、ホイールナットが手で緩みました。何だよコレ、アブねーじゃん、と思いながらホイールを外しました。最初は気付かなかったのですが、何かいつもと眺めが違います。あらためてよく見ると、、、。
ピ、ピンがねーじゃん!!!
4本ある筈のピンがみんな折れてます。ピンは何処へ?と探すと、ありました。みんなホイー ル側の穴の中です。こちらのホイール側の穴も皆見事な長穴になっています。コレでフツーに走っていたんですねえ、このバイク。知らないってことは恐ろしい ことです。どんな扱いを受けていたんでしょう?かわいそうに。
ピ、ピンがねーじゃん!!!
4本ある筈のピンがみんな折れてます。ピンは何処へ?と探すと、ありました。みんなホイー ル側の穴の中です。こちらのホイール側の穴も皆見事な長穴になっています。コレでフツーに走っていたんですねえ、このバイク。知らないってことは恐ろしい ことです。どんな扱いを受けていたんでしょう?かわいそうに。
Posted by cpiblog00738 at
11:41