2012年08月06日

大端部は

387f2301.jpgコンロッド大端部です。
ハーフメタルは色からすると銅系の合金ですね。皿ネジでコンロッドに留めてあります。ちょっと時代を感じる部分でしょうか?
コンロッド本体とキャップ部の接合部分はギザギザに加工してあって、ずれたりしないようになっています。この部分は現在のBMWのM3とかのエンジンで見たことがある「カチ割りコンロッド」と通じるところがあって興味深いです。
  

Posted by cpiblog00738 at 10:51

コンロッド

3cdeffa2.jpgコンロッドだって現代のものと基本的に変わりません。   
Posted by cpiblog00738 at 10:43

燃焼室

8887f024.jpgシリンダーの下から燃焼室を覗くと、4バルブです。
また、よく観察すると、このエンジンはDOHCに見えます。
燃料の供給もキャブではなくてインジェクションみたいです。
水冷V12、DOHC4バルブ、フューエルインジェクション、こう書いてみると、まるで現代のエンジンと変わらないです。内燃機関の基本的な理念はこの当時に既に出来上がっていたということですね。当時から今までに進歩したのは、材料とか生産技術とか、基本的なこと以外の付随した部分ということになるのでしょう。

  
Posted by cpiblog00738 at 10:41

昔のエンジン

602dc672.jpg先日河口湖の飛行館に行ってきました。ここは毎年8月の1ヶ月間のみ開館しているところで、私はここ数年毎年必ず訪れています。
今年の新しい展示物として、分解した「アツタV12」のエンジンがあり、私には非常に興味のあるものでした。
これは第2次大戦中の海軍機であった彗星艦爆に使われていたエンジンで、当時同盟を結んでいたドイツのダイムラーベンツ製エンジンDB601Aのライセンス生産というかコピーです。陸軍機の飛燕に使用されていたエンジンもDB601Aが元になっており、基本的に同じです。
画像はクランクシャフトですが、よく出来ています。凄いと思います。
  
Posted by cpiblog00738 at 10:30