2014年04月29日
2014年04月14日
コンロッド折れ
走行中にコンロッドが折れるなんてことは想像もしたくないことですが、実際にそんな事件が起きた場合、被害は甚大です。
先日まさにそういうことが起きたエンジンが持ち込まれました。画像はそのエンジンの主な交換部品です。(穴の開いたクランクケースはここに写っていませんが)
今回の場合は何が直接の原因だったのか不明です。よくあるパターンは、最初にピストンが割れて小端がフリーになった結果こうしたことが起きる、または最初にコンロッドボルトが破断して大端がフリーになった結果こうしたことが起こる、というような場合ですが、今回の場合はどうも最初にコンロッドが折れた模様です。複合的な原因が存在するとは思いますが、クランクシャフトの左右方向にガタがあると高回転時に振動が共鳴してこうしたことが起こったと想像できる場合が以前にありました。今回もそのような疑いが持たれますが、何処か知らないところで組まれたエンジンなので詳細は不明です。
ちなみにこのエンジンはすでに復活しています。今後は無事に活躍してくれることを祈るばかりです。
Posted by cpiblog00738 at
11:54