2015年05月12日
コンロッドメタル
エンジンオーバーホールで交換したコンロッドメタルです。
車種は998R、初めてのオーバーホールで走行は25,000km。街乗り、ツーリング、峠、がメインで時々サーキット走行とレース、という使用状況でした。
4枚のメタルのうち2枚は消耗が激しいです。
そのうちの1枚は中身の銅色が出てきてしまっています。
オーバーホールには良いタイミング、というよりはこれ以上引っ張らないでよかったね!という感じです。
ちなみに消耗の激しい2枚はコンロッドの本体側で、消耗の少ない2枚がキャップ側です。
国産4発等の場合は本体側のダメージが少なく、キャップ側のダメージが大きいというのが常識のようですから、それとは全く逆ですね。
そういえば4気筒のデスモセディチの場合はどうなんでしょうね?興味があります。
私はセディチのエンジンを開けたことはありませんし、
将来的にも傾向が確認できるほどの数のエンジンを開けることは無いと思われるので、この件については一生謎のままのような気がします。
それから画像の特に傷みの激しいメタルは前側気筒のもので、これもだいたい通常通りです。
ドゥカティの場合、エンジンに何か事件が起こったときはだいたい前側気筒の事が多いです。
理由は推測しかねますが、これはべベルの時代から変わっていない気がします。
ドゥカティエンジンの場合はこのように大端部の消耗が激しいので、オーバーホールをする場合は腰上だけでなく腰下までのオーバーホールを、また何かの都合で腰下を分解する機会があった場合は、コンロッドメタルを必ず交換しておくことをお勧めしています。
Posted by cpiblog00738 at
15:44
2015年05月09日
新製品
新製品のオイルです。主にサーキットでの使用をメインに造られています。粘度は10w60。信頼のメイドインジャパンです。以前扱っていたオイルで出光のサーキュラプロストックというのがあり、かなり好評だったのですが惜しまれつつも生産が終了してしまいました。その代替品として自分としてはかなり期待しています。
まだ出来上がったばかりでパッケージも御覧の通りですが、近日中にちゃんとなると思います。価格設定も手ごろで、1リッターボトルが¥3,400-/L、20リッター缶からの量り売りなら¥3,000-/Lです。
とりあえずは私が自分のバイクでテストをするところから始めます。
使ってみたい人はぜひご連絡ください。
Posted by cpiblog00738 at
22:06