2019年08月26日
8枚羽のフライホイール
先日入手した8枚羽のフライホイールを自分のバイクに取り付けてみました。実は自分のバイクが先日から不調で、前回の筑波TTでは予選中にエンジンが片肺になりそのままリタイヤということになりました。そのレース直前の練習走行から症状が出始めたのですが原因が判らず、とりあえずピックアップを交換してレース当日に臨んだのですが結果的に改善されていなかったということでした。片肺の症状もその時によって不調をきたすシリンダが異なるという非常に厄介な状態で、とりあえず原因究明のためにロガーで拾うデータ量を大幅に増加させた状態でシャシダイに載せ、原因を追究しました。その結果、シャシダイ上では片肺の症状は再現できなかったのですが回転信号にノイズが入ってエラーになっていることが判明。ピックアップからECUまでの配線をシールド線に交換してテストしてみようとも考えたのですが、せっかく入手したフライホイールがあるのでそちらを使ってみようということになりました。今まではクランク1回転に付き信号の数が4個でしたが、今回からは倍の8個となり、クランク角度の精度が単純に倍になりました。これなら多少のノイズが入ったところでECUがクランクの位置を見失うことにはなりにくいと考えました。
取り付けるとこんな眺めになります。タイミングギアのトリガーも位置が合わなくなるので新たに製作しました。そして先日筑波サーキットにて試乗を行い、問題が解決していることを確認できました。良かったです。
電気周りに関してはOKならOK 、NGならNG、と物事がはっきりしている印象が有りますが、今迄OKだったものがある時を境にNGになってしまう、ということを極稀に経験します。今回もその一連の出来事だったのでしょうか?しかし今まで4枚羽で問題無かったのが8枚羽の部品を入手したタイミングで問題発生という、何か不思議な出来事でした。
取り付けるとこんな眺めになります。タイミングギアのトリガーも位置が合わなくなるので新たに製作しました。そして先日筑波サーキットにて試乗を行い、問題が解決していることを確認できました。良かったです。
電気周りに関してはOKならOK 、NGならNG、と物事がはっきりしている印象が有りますが、今迄OKだったものがある時を境にNGになってしまう、ということを極稀に経験します。今回もその一連の出来事だったのでしょうか?しかし今まで4枚羽で問題無かったのが8枚羽の部品を入手したタイミングで問題発生という、何か不思議な出来事でした。
Posted by cpiblog00738 at
13:20
2019年08月20日
シャシダイでの燃調セッティング
先日行ったシャシダイでの燃調セッティング中のひとコマです。季節的に非常に気温が高く、十分な換気を行っているにもかかわらずダイナモ室内の気温は35.9度。ほぼ外気温と同じかちょっと高いくらいでしょうか?こうなると心配なのは水温ということになります。もしラジエーターに送風機で風を当てるだけで対応していたとしたらセッティング開始直後に水温が上がりきってしまってセッティングどころではなくなってしまいます。しかしTFDのダイナモ室には室外に貯水槽が備えられており、このタンクとエンジンをサーモスタットを介して直結すれば水温の心配は皆無となります。今回の場合はこの気温の中、例えば30分間連続でエンジンを回しっぱなしでデータの収集を行っても水温は70±3度の範囲から全く動きません。水温に関しては外部水タンクにお任せして、設置してある送風機をオイルクーラーやエンジン本体、タイヤ等に向けることが出来ます。
唯一の問題は、携わる私が暑くてたまらないということでしょうか。(笑)
唯一の問題は、携わる私が暑くてたまらないということでしょうか。(笑)
Posted by cpiblog00738 at
10:59
2019年08月07日
888SP4
極上ピカピカのプレミアムな中古車が入庫しました。数年前に私がイチから製作した1992年型888SP4です。唯一の欠点は、もうやる事無い、ということでしょうか?
自分で言うのも何ですが、こいつは凄いです。その理由は、私の気の済むように製作させていただいたバイクだからです。これが自分のバイクだったらこのようにしたい、ということを全て具現化させていただきました。
エンジンは勿論フルオーバーホール、その際にニシムラコーティングにて耐熱塗料でリペイント。フレーム関係も同じくニシムラコーティングにてリペイント。そして特筆すべきは外装のペイントで、加藤塗装によるコンクールコンディションの段差無し、ピカピカの仕上がりです。ロゴやゼッケンはステッカーではなくペイントで、ステッカーの上からクリアを厚塗りしたような仕上がりではなく、段差無し、面出しも秀逸でまるで鏡です。
ビッグブレンボにそれ用のディスク、フォークは純正オーリンズとは一味違う92年型GPフォーク。時代にマッチした3本スポークのマルケマグホイール。タンクは特注のアルミ製。当時モノのあらゆる消耗品は交換済み。その他書ききれません。とにかく実物をご覧になってほしい逸品です。
値段はこれから決めます。(笑)
追記:このバイクの製作記はTFD歳時記で紹介されています。レストア開始が2013年5月なので、そこから新しい方へ遡っていただければレストアの詳細が全てご覧いただけます。
追記-2:価格は¥2,600,000-(税別)となりました。
自分で言うのも何ですが、こいつは凄いです。その理由は、私の気の済むように製作させていただいたバイクだからです。これが自分のバイクだったらこのようにしたい、ということを全て具現化させていただきました。
エンジンは勿論フルオーバーホール、その際にニシムラコーティングにて耐熱塗料でリペイント。フレーム関係も同じくニシムラコーティングにてリペイント。そして特筆すべきは外装のペイントで、加藤塗装によるコンクールコンディションの段差無し、ピカピカの仕上がりです。ロゴやゼッケンはステッカーではなくペイントで、ステッカーの上からクリアを厚塗りしたような仕上がりではなく、段差無し、面出しも秀逸でまるで鏡です。
ビッグブレンボにそれ用のディスク、フォークは純正オーリンズとは一味違う92年型GPフォーク。時代にマッチした3本スポークのマルケマグホイール。タンクは特注のアルミ製。当時モノのあらゆる消耗品は交換済み。その他書ききれません。とにかく実物をご覧になってほしい逸品です。
値段はこれから決めます。(笑)
追記:このバイクの製作記はTFD歳時記で紹介されています。レストア開始が2013年5月なので、そこから新しい方へ遡っていただければレストアの詳細が全てご覧いただけます。
追記-2:価格は¥2,600,000-(税別)となりました。
Posted by cpiblog00738 at
11:02