2020年01月28日
スイングアームの脱皮
マグスイングアームの塗装がボロボロになってきたので何とかしたいとのご相談を受けました。この塗装はかなり昔のパウダーコートですね。マグネシウム製の製品にパウダーコートを施す場合は適正な下地処理を行わないと塗料の密着が悪く、こんな状態になっているものをよく見かけます。
試しに塗膜が浮いているところをつまんで引っ張ってみました。笑えます。このスイングアームの表面処理をどのような方法で行うのかはまだ未定ですが、いずれにせよ既存の塗膜は剥離が必要です。最初は知り合いの塗装業者に塗装の剥離をお願いしようと考えていましたが、これなら自分でやっても何とかなるかも、とやってみました。
パウダーコートが悪いとは言いませんが、少なくともこのスイングアームの場合は完全にNGです。工場などの鉄の扉とか、ガードレールとかにはパウダーコートはよく使われていて優れた耐久性を発揮しているという話もありますから、要は適材適所という話になるのでしょうね。少なくともこのスイングアームがペイントされた時代においては、マグネシウム製品にパウダーコートはNGだったとということです。今は技術が進んで優れた下地処理の方法が確立していて、こうした問題は解決しているのだと思います。
Posted by cpiblog00738 at
10:57