2024年07月12日

これもやめてください!

DSC01416 これは998R/999Rの純正シリンダーです。ボア径はφ104mm。今でも入手は可能ではありますが、ピストンとシリンダーのセットでの販売となり、その価格も半端ではありません。入手しようと思うと現実的なのは中古部品となってしまいます。このシリンダーはエンジンAssy でやっとこさ入手したものなのですが、なんと、やらかされていました。
 ガスケットリングの溝の脇に何やら穴のようなものが‥‥。


DSC01417 このφ104mmボアのタイプのみ、ヘッドガスケットにウィルスリング(だと思います)が使われております。内部が空洞で加圧されているリングです。確かにこれを交換するために溝から取り外すのはちょっと大変かもしれません。しか〜し!!!これは無いんじゃないですか???かんべんしてください!!!お願いしますよ、ほんとにもう!!!
 これを取り外す場合はリングに小さい穴を開けて細い針金を通して引っ張れば、自分の経験からすると120%何の問題も無く取り外し出来ます。そのくらいは思いついてくださいよ。
  

Posted by cpiblog00738 at 20:35

これはやめてください。

DSC01777
 とある車両の整備を行っておりまして、冷却水周りのホースを外しました。そうしたら全てのホースの差込個所がシリコンガスケットのてんこ盛りです。何じゃこりゃ、と思ってオーナーの方に聞いたところ、ちょっと前に某所でラジエーターホースを全て新品に交換してもらったとのことです。新品ホースにシリコンガスケットをてんこ盛りに塗って差し込む???意味不明です。草臥れ切って水が漏れてくるようなホースに対する応急処置ならまだ理解の範疇ですが。
 おかげでホースの中や差込口にこびりついて残ったシリコンガスケットの除去にえらい時間がかかってしまいました。カスをそのまま放置で組み立てたら、ホース内に残ったカスが冷却水通路に回ってしまいます。
 今回は純正のゴムホースだったのである意味まだマシでした。もしこのホースが社外のシリコンホースだったら、シリコンホースとシリコンガスケットが同じシリコン同士で癒合してしまってえらい事になります。
 繰り返しますが、こういうのはやめてください。
  
Posted by cpiblog00738 at 08:42

2024年07月04日

888SP4 再生 その8

DSC01595
 エキパイを加工して取り付けています。こちらは左側で、角度だけ合わせてそのまま取り付けると本来の姿よりも少し短くなってしまうので、少しパイプを足して延長もしています。




DSC01596 右側ですが、こちらはちょっと手こずりました。元々レース専用設計のエキパイなのでストリートバイク用のステップと干渉してしまいます。レーサーの右側ステップ周りはコンパクトでもう少し高い位置にあるのですね。




DSC01597a 取り付け後の後ろ姿です。格好がつきました。








DSC01599DSC01600 ここまで来ればほぼ完成です。







DSC01601 16年ぶり?に車検を取ります。取り付けてあるアッパーカウルは形状がちょっとおかしいのと色も合っていませんが、これは車検用に間に合わせで取り付けたものです。
 これにて今回のレポートは終了です。長期間の眠りから覚めて久しぶりに公道走行に復活です。おめでとうございますと言いたいです。

 話は変わりますが、次にもう一台、同様に長期間放置してしまった名車のレストアが控えています。事情が許されるようであればそれのレストア記もご紹介できるかもしれません。お楽しみに。
  
Posted by cpiblog00738 at 11:42