2026年05月13日
916SPS 値下げしました
お客様より委託でお預かりしていた916SPSですが、なかなか行き先が決まりません。
そこで現オーナー様と相談した結果、価格を値下げすることになりました。
新価格は¥2,860,000-(税込)です。
今迄と同様、車検2年付き、登録料込みです。
この機会に是非ご検討ください。
※ このバイクの行き先が決まりました。
ありがとうございました。7/19記
Posted by cpiblog00738 at
15:22
2026年05月02日
エンジントラブルの続き

シリンダーヘッドを分解しました。ステムが曲がって動かなくなっていたバルブもちょっと叩いたところ苦労せずに取り外すことが出来ました。
今回2本のバルブが曲がっていましたが、驚いたことにガイドにはほぼダメージがありません。このままバルブを交換すればそのまま行けそうです。とは言ってもヘッドの屋根に穴が開いているので、それを塞がないといけませんが。
このエンジンは以前オーバーホールをした際にガイドの交換を行いましたが、ノーマルのガイドのままだったらこうはいかなかったでしょう。焼結の材料のガイドであれば100%割れていますし、そうでなくてもガイドが長穴になってしまうことが多いです。
ダメージを受けた部品です。ロッカーアームのスリッパー面のダメージが大きいです。メッキの剥離が無い他のロッカーアームにダメージはありません。一旦メッキの剥離が発生すると、その下の本体の材料はどんどん摩耗が進みます。ここまで摩耗が進んでバルブクリアランスが過大になると、エンジンの空ぶかしでチリチリ音が聞こえるようになると思われます。何かおかしいと思ったら大事になる前に点検するのが良いと思います。Posted by cpiblog00738 at
22:39
エンジントラブル
筑波サーキット走行中の出来事です。1コーナー進入時にブレーキをかけようとしたタイミングでバイクが失速。立ち上がりで加速しようとしたところエンジンが片肺状態となり、そのままグリーンに退避。その日のうちにTFDに入庫しました。
ひとまずエンジンの始動を試みると、かろうじて始動はするものの明らかに片肺でどちらかの気筒が機能していません。すぐにエンジンを止めてエキパイを触ってみると前バンクのエキパイが冷たいままです。つまり前バンクに問題が発生していることが判明しました。
前側のヘッドを観察するとプラグキャップの周りにオイルが出ています。プラグトラブルか?と思い、プラグキャップを外してみたところ、プラグホールの内部にオイルは存在せず、プラグキャップにもオイルの付着がありません。
ヘッドは振ると中で部品が踊ってカラカラと音がしていましたが、カバーを開けてみるとこれらが出て来ました。バルブアジャストシム、コッター溝から折損したバルブのコッター溝から上の部分、折れたクローズ側ロッカーアームのスリッパー面、折損したバルブコッターの一部、です。これだけ見るとまず最初にバルブの折損が発生したように思えます。
ヘッドの内部を覗いてみるとこんな眺めです。コッター溝で折損したバルブが見えますが、その上にあるオープニングロッカーアームのスリッパー面が激しく摩耗しているのがわかります。これはトラブルの瞬間にこうなったわけではなく、それなりの長い時間をかけて削れて行ったと思われます。相手のカム山も同様に摩耗が発生しており、この状態だとオープン側のバルブクリアランスはかなり大きい値になっていたと思われます。 正常であればバルブの開閉は静止状態からの動き出しの加速度は小さく、ある程度リフトしたところからの加速度が大きくなるように動作するようになっていますが、この状態だとそうはいきませんね。最初から叩き付けられて大きな衝撃を常に受けていたと思われます。根本的な原因はその衝撃と振動ではないでしょうか?
Posted by cpiblog00738 at
08:39



