2007年04月13日

マグネシウムの表面処理のまた続き

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そしてこちらは化成処理ではなく、陽極酸化処理を施したマグのアッパーブラケットです。これは皆様にお見せするサンプルとして処理をしてもらいました。元々は化成処理で、金色がハゲハゲになっていて、おまけに転倒により割れてしまっていたものです。割れた面までちゃんと酸化皮膜により処理されているのが判ると思います。皮膜の厚さにより色が変わり、皮膜を厚くするともっと茶色っぽくなるとのことです。(皮膜の厚みは大体10ミクロン前後です)この色は私の998RS03のアッパーブラケットとほぼ同じ色に仕上がっていますが、もうちょっと茶色が濃い方が雰囲気があるように感じるかもしれません。現在他のパーツをもう少し濃い茶色になるように処理してもらっていますので、出来上がってきたら改めて紹介します。

こちらの酸化皮膜の方が耐候性に関して、化成処理より数段優れているのですが、現状では処理できる品物の大きさに制限があり、スイングアームのような大物は残念ながら処理不能とのことです。大きさの問題に加えて、処理に必要な電流容量の問題も存在するようです。

しかしスイングアームを除けば、マグパーツの大半のものはステアリングステムのブラケット以下の大きさでしょう。そうすると大抵の物は処理可能ということになります。ご興味の有る方、お問い合わせください。



Posted by cpiblog00738 at 22:13