2009年05月11日
クランクケース組上げ
片側のクランクケースに内部の部品を組み付けたところです。画像では再現できませんが、内部部品の位置関係を決定するシム調整が非常に厄介で手間がかかる作業です。簡単に言えばクランクはイニシャル荷重の調整とセンター出し、ミッションは各ギアの噛み合いの調整と左右クリアランスの調整といったところです。
今回はオイルパンにオイルの移動を制限するバッフルを取り付けました。これは95〜97年モデルの916レーシングに使用されていた純正部品です。加減速時、特にフルブレーキング時のオイルの偏りを防ぐ目的で装着されていた部品です。あまりにもオイルがオイルパンの前や後ろに偏りすぎると、オイルポンプの吸い口からエアを吸ってしまう事があるからです。
Posted by cpiblog00738 at 14:18