2009年05月24日

バルブ合わせ終了

49394368.JPG

ガイド穴をハンドリーマを用いて適正サイズに仕上げます。新しく装着したこのガイド、耐久性は抜群で言う事無しの材料なのですが、持ちが良い、という事は、加工し難い、ということと同義語になります。リーマ通しも四苦八苦しながら0.01mmずつリーマをサイズアップして行き、適正サイズまで持って行きます。この材料の加工し難さと比べたら、純正ガイドなんて朝飯前、一般的に出回っているベリリウム銅のガイドでも楽勝、って感じです。材料自体も高価だし、それをガイドの形に削ってもらう加工賃も非常に高いし(でも高いとはいえ、自分で旋盤を回して製作をトライした事があるので作業の大変さは良く判っています。自分の腕と、ここにある旋盤では製作不可能という結論に達しています。加工を請け負っていただいているところには非常に感謝しております)、コスト的には全く合いませんね。でもやっぱりこれ良いんですよ!

で、シートカットも行って、当たり確認の磨り合わせも終了。これでヘッド組み立ての準備が整いました。シートカットは3面同時カットの刃物を使用しています。当たり面の幅は1.0mmの刃物を使用していますが、その数字は公称なので個々の刃物によってばらつきがあるようです。画像では当たり幅がちょっと広めに見えますね。磨り合わせのせいでそう見えるのかもしれませんが



Posted by cpiblog00738 at 00:22