2009年08月25日
自分のバイクをメンテナンス中です
久しぶりに自分のバイクをメンテナンス中です。この996はRSと呼ばれているレース専用の競技車両で、2001年型です。TFDが国内に入れた3台の996RS2001のうちの1台です。メンテナンス記録を見ると前回走らせたのが2006年のことですから、動かすのは3年ぶりということになります。勿論長期保存ということで水を抜いてラジエーターを外し、ガソリンも抜き、ブレーキ/クラッチオイルは1年に1回交換していましたので、今回の整備においても「なんじゃこりゃ!」みたいな事態は起こっておりません。
やはりRSは良いです。私は2003年モデルも持っていますが、こいつらを整備していると気持ちが癒されます。たとえすさんだ気持ちの時でも、作業を始めると気持ちが和んでゆくのがわかります。何故だか理由を考えてみたこともありますが・・・。
バイクって普通は趣味のものですよね。ですから、無駄な部分、過剰品質な部分。そうしたものに私は惹かれます。いくら値段の高いバイクでも、コストを考えた部分がちょっとでも目につくと私は萎えます。そういった意味で、私は998までの世代が好きです。普通に考えて想定外の使用状況のところまで、いろんな意味で造り込んであるからです。RSはそいつらの頂点に君臨します。
しかし現在の最新バイクにおいては、全てが効率というものを最優先して造られているような印象を受けます。想定外のことまで考える必要は無い。想定内の状況を完璧にするべきだという考えです。勿論コストの事まで完璧に計算されています。私個人の意見ですが、バイクは実用品では無いのでそれをやると魅力的なものが出現しないのではないでしょうか。それとも私が既に時代遅れになっているのか・・・。でも止まると倒れるバイクって本質的にそういうものだと思います。