2010年09月02日

ベンチでのマッピングの結果は・・・。

252d4d46.jpgエンジンのマネージメントはMotecです。パソコンの方は専門家に任せて自分はベンチの操作に集中です。しかしこのエンジン、マッピング開始からイマイチ良い音がしません。トルクも無い感じです。そこで空燃比だけでなく、点火時期も全て取り直すことになりました。エンジンに負荷をかけてスロットル開度と回転数を一定に保ち、良い空燃比を見つけたら、荷重計を見ながら一番トルクの出る点火時期を探します。エンジン実用域のマップのマス目全てに対してこの作業を行うことは非常に手間がかかります。こうした方法でその時エンジンが要求する点火時期を見つけてゆきます。
作業の結果、それなりのマップが出来上がりました。現状のこのエンジンに対しては殆どベストに近いと思います。しかしそのマップの数字がかなり普通ではありません。簡単に言うと、ものすごく点火時期を進めないと良い状態にならないのです。
スプロケット軸出力の修正馬力でかろうじて110馬力は超えましたが、私としてはかなり期待はずれの結果です。というか、このエンジンの発する音自体が全く良くないので、それだけでこのエンジンが良い状態に無い事が判り、不本意です。やっぱり何事も最初から上手くは行かないものですね。対策の方向性は既に理解していますが、それを具体的にどのような方法で実現してゆくか、幾つかの選択肢の中から決定してゆかねばなりません。ちゃんと走れるようになるまでは、まだ長い時間が必要なようです。


Posted by cpiblog00738 at 21:04