2010年11月11日

たまにこんなクランクケースもあります

c57b6489.jpg両方ともクランクケース左右のうちの右側、ちょうどタイミングプーリーの奥の部分です。左側のケースが本来の形状ですが、右側のケースはどう見てもちょっと様子がヘンです。肉抜きが全く無い感じで中はどうなっているの?という感じですが、このケース、この部分はアルミの塊でムク状態になっています。
おそらく鋳造する時に中子を入れ忘れたのではないでしょうか?そのため本来は空洞になるはずの場所ですが、アルミで満たされてしまったようです。満たされたアルミのために、持ってみると通常よりも明らかにずっしりと重く感じます。
この手のケースはまれに存在するようで、私が見かけたのはこれが最初ではありません。まあ、イタリアっぽくていいんじゃないの?って感じですが、街乗り車ならともかく、もし自分のレース用エンジンだったとしたら内心穏やかではないですよね。

Posted by cpiblog00738 at 15:58