2011年11月20日

メタルトラブル対策

0ad769a0.jpgエンジンを開けてみるとクランクとコンロッドが2本ともオシャカでした。高額な部品がダメになったことよりも、自分が組んだエンジンにこうしたトラブルが起こったことがショックでした。今まで自分が組んだエンジンにこうしたトラブルが発生したことはとりあえず記憶にありません。自分が組んだエンジンにはこんなことは起こり得ないと慢心していた気がします。いかんですね。
直接の原因は何らかの要因でクランクピンの潤滑が滞ったということでしょう。オイルパンの油面が傾いた時にオイルポンプが空気を吸い込んでしまった可能性が高いです。このまま壊れたところを修復するだけでは気分が悪いので、根本的な対策を施そうと思い立ちました。オイルインテークシステムの追加です。デスモクアトロエンジンのコルサの後期に装着されていたシステムです。
まずクランクケースの下面に取り付けのための平面をフライスで加工します。最初は多少の隙間が出来てもシリコンで埋めてしまえば良いや、とフライス加工無しでそのまま取り付けようとも考えましたが、やはりそれではTFDクオリティーではないですよね。考え直して、ダメモトでケース加工をしてみることにしました。


Posted by cpiblog00738 at 15:21