2013年08月23日

SP4 ヘッドガスケット等

eec9815d.jpg画像の右の2枚が本来使われていたヘッドガスケットで、このタイプのガスケットの厚さは約1.2mmです。残念ながら現在廃番です。中央の2枚は現在入手可能なヘッドガスケットで、厚みは約0.5mmです。厚さがまるで異なります。これをそのまま組んだらNGなのは言うまでもありません。
ではどうするかというと、シリンダー下側のベースガスケットの厚さを厚くしてスキッシュの隙間(ピストンとヘッドの隙間)を今までと同じにすれば良いわけです。昔からこういった仕事をしていると、厚さが0.2、0.3、0.4、0.5mmといった種類のベースガスケットは手持ちがあるので、それらを適当に組み合わせて重ねて使用します。その方法でそんなに困ることはありませんが、画像左のような便利な部品もあります。
これはメーカーがそれ用に用意したガスケットで、厚さは1.0mmです。これをそのまま組めばバッチリになるかと言えば必ずしもそうはなりませんが(たまにはドンピシャになることもあります)、とりあえず便利な部品であることは確かです。厚いガスケット使用した時用の画像にある太いオーリングもメーカーは用意しています。結構面倒見は良いと思います。


Posted by cpiblog00738 at 00:17