2014年05月17日

ベースガスケット

d4cea7b3.jpgφ100mmボアのテスタストレッタエンジン用ベースガスケットを製作しました。厚みは0.15mmと0.20mmの2種類です。純正は0.40mmの一種類ですが、例えば998RSの純正部品だと0.20mmから0.48mmまで6種類が存在します。今迄は当時仕入れたそれらの部品を使ってスキッシュの調整を行っていたのですが、そのうちの数種を先日とうとう使い切ってしまいました。当然のことながらその手の部品は既に入手不可です。ということで今回これらを製作することになったわけです。今はこうしたものが容易に製作できます。 便利な世の中になったものだとしみじみ思います。ちなみに今回製作したものは単独で使用することはほぼ有り得ません。適正なスキッシュを求めて他の厚みのものと重ねて使うことが殆どです。まあ、0.05mmの違いが体感できるのかと言われればその通りなのですが、0.05mmの違いでピストンとヘッドが接触するかしないかが決まる場合もあるので、そんなに無頓着という訳にもいきません。もっともスキッシュは狭ければ狭いほど良いというものでは全く無く、あたりまえですが適正な値が好ましいのです。ワークスエンジンは意外なほどスキッシュを広くとってあったりして、計測して驚いたことがあります。

Posted by cpiblog00738 at 22:39