2015年11月01日

1993年型888コルサエンジン

006先日入手した1993年型888コルサのエンジンをバラしています。
実際に開けてみないとこのエンジンの内容が判りません。 もしかしたら中身がノーマルになっている可能性だってあるので、とりあえず中身の確認です。
まずヘッドをバラしました。
間違いなく92年製造の1993年型 コルサのヘッドです。
ヘッド上面のエキゾースト側に施された削り込みの 加工は当時から憧れましたね。
これはフロントタイヤとの干渉を少しでも軽減するための苦肉の策です。 
それでも実際はタイヤとの干渉は避けられず、走行後は 此処に黒々としたタイヤ痕が付いたものです。

009燃焼室側です。
バルブ径はφ37mmとφ31mmでオリジナルです。
長年使い続けてきただけあってガイドはガタガタ。
またシートには何度かのシートカット履歴があり、そのために奥まで削り込まれてバルブは燃焼室の奥に沈み込んだ状態です。 
ガイドとシートは交換が必要です。
で、このまま内部の確認だけで済ますか、修復にかかるかちょっと迷いましたが、結局はこのままレストアに突入することに。
満足に動かないエンジンではただの置物にしかなりませんからね。
そういう事で、とりあえずガイドはTFDオリジナルのベリリウム銅製のものに早速入れ替えました。
シートの交換は外注に出す予定です。
シートの製作と交換の作業も自分でやりたいのはやまやまですが、現状ではちょっと難しいのです。
近いうちには内製出来るようにしたいですね。
効率的には外注の方が良いとは思いますが、自分でやらないと気が済まないタイプなので自分の気持ちが優先となります。

001バルブです。
ステムエンドに「C.MENON」と刻印されていますが、これが当時のコルサ純正バルブの証です。これがメーカーの名前なのかどうかは知りません。
チタンバルブになるまでのニモニック製スチールバルブには必ずこの刻印を見ることが出来ます。748RSのバルブも同様です。
チタンバルブになってからはデル・ウエスト製ですね。


カムシャフトです。003
インテーク、エキゾースト共に「G」カムで、当時の仕様に間違いありません。
インテークのGカムは888SPS、SP5、916SP、のストリートバイクにも使用されていましたが、エキゾーストのGカムが使用されていたのはコルサ系だけです。
コルサ系のインテークカムは最初は「G」から始まり、「431」、「450」、「471」と仕様が進化していきましたが、エキゾーストカムに関しては最終モデルの996RS01までずっと「G」がそのまま使用されていました。
エキゾーストのGカムがあまりに優秀で仕様変更の必要が無かったのか、それともエキゾーストカムは頑張って開発したところで性能的な向上が見込めなかったので放置されたのか、そのどちらなのかは不明ですが。
 

Posted by cpiblog00738 at 10:46