2015年11月25日

切ってみました

捨てる予定のシリンダヘッドがTFDには幾つも有って、産廃業者さんを呼ぶたびにその時にゴミと一緒に捨てようと思うのですが、いつもなんとなく捨てないでとっておいてありました。
そこで今回思い立って、そんなヘッドを真っ二つに切って内部の様子を見てみることにしました。

008これは98年型916レーシング(996cc)です。 
ポートの美しさが際立ちます。
ポートは最初からこの状態で、私は手を入れていません。





003一方こちらはテスタストレッタエンジン(998か999だったと思います)で、レース用に製作したものです。 市販車のエンジンなので元々のポートは鋳肌のままです。
それを私が研磨しました。
916レーシングのポートと比較すると・・・・、完全に負けてますね・・・・。



004双方を比較しやすいように並べてみました。
バルブの挟み角はテスタストレッタの方が小さくなっていますが、インテークポートの角度に関してはほぼ同じに見えます。
エキゾーストポートの角度は明らかに異なりますが。
でもこうして見るとデスモクアトロも大したものです。負けていませんね。
ただカムシャフトの支持がプレーンとボールベアリングというように全く異なり、その分の重量差は決定的に大きいと思います。
よく見ると冷却水通路の出来も新しい方が良さそう、というか、今迄の状態を基により良いものにしていると思います。
暫くは捨てず置いておきます。
いろいろと興味深いです。


 

Posted by cpiblog00738 at 18:57