2022年10月28日

996RS TFD号 続報

 先日再びFISCOを走行してきました。10月も終わりに近づくとさすがにちょっと寒さを感じる毎日が続きましたが、この日の走行枠は13:40からと一番気温が上がるタイミングで気温も21度くらいと良いコンディションでした。先日の走行ではダンロップのスリックでしたが今回はピレリのスリックを使用しました。特にリアタイヤの大きさが各メーカーで異なるのでそれに対する車体側の調整が必要ですが、現状ではまだ走行のレベルが低いのでそのあたりはまだ適当です。

DSC00357 コンディションが良かった割にタイムは今一つで、先日のベストタイムを上回ることは出来ませんでした。走行していた他の方々も異口同音に、今日は何故かタイヤが食わない、と仰っていましたが、私もそう感じました。コカ・コーラコーナー(私的にはAコーナーと呼んだ方が判りやすいです)の進入は何かが怖くてかなり抑えての進入になっていましたし、300Rはいつもよりヨロヨロした感じでまったく全開に出来ません。全周を通してコース幅をいっぱいまで使うイメージで走れませんでした。それでも周りには自己ベストを更新した方もいらっしゃったので人それぞれかもしれませんけど。

DSC00356 最高速は更新しました。この日はストレートが向かい風だったので最高速は落ちるはずと考えていたのですが、前回よりも気温が低かったのが効いているのでしょうか。それとシフターのセッティングを変更したのでその効果かもしれません。今迄のシフターのカット時間は全てのギアに於いて一定にしていましたが、今回はギア段ごとの設定に変更しました。要するに高いギアほど、エンジン回転が高いほどカット時間を短くするという方向性です。これに関しては特に5速から6速にシフトする時のショックが減少してスムーズになったのを実際に体感しました。
 ところで私がFISCOライセンスを取得したのは1980年代の前半で、それから一度もライセンスを切らしたことは無く、ずっと更新し続けてきました。その割には年に数回しか走らないことが殆どで、一度も走らなかった年もあったくらいです。それでもライセンスを更新し続けたのは、要するにFISCOが好きなんですね。そういった意味でまだまだ走り込んでいないので自分には伸びしろがあると思っています。最高速が何キロ出た、というような楽しみもあって、これは他のサーキットにはない要素だと思います。
 ということで次回は低めの気温でストレートが追い風だったら何キロ出るんだろう、という期待もしています。
 余談ですが、私が初めて走行したサーキットはFISCOでした。バイクはベベルの900でした。既に30度バンクこそは走れなくなっていましたがその他はそのままで、100Rの手前の左コーナーは高速の260Rでしたし、ヘアピンを立ち上がったらその先はそのままメインストレートへつながる右の高速コーナーでした。最初は広いコース幅の何処を走ったら良いのか判らず、とりあえず真ん中を走っていたところ両側からものすごい勢いで抜かれて怖かった思い出があります。それでも少し走り込んでいくと周りの様子が良く見えてきて、当時FISCOを走っていた一番の大排気量車はカワサキのZ系でしたが彼らは高速コーナーでは常にグラグラと揺れまくっていて、それに比べるとベベルの900の方はそんな挙動が出ることも無くビシッと安定していて、ドゥカティの方が車体的にはかなり上を行っているんだな、と納得した記憶があります。
 で、FISCOメインだった自分が初めて筑波サーキットを訪れた時の印象です。トンネルをくぐってパドックに入ると左側がS字ですが、そこをバイクが全開で走っています。FISCOしか知らない私にはそこがピットロードに見えたんですね、狭いから。筑波を走っているやつらは危なすぎる!ピットロードをあんな勢いで走るなんて!と私はその時本気で思いました。(笑)その後ピットの上からコースを見渡して思いました。ここは全周がピットロードじゃん!(爆)
 いつの間にかそのサーキットが自分の走るメインのサーキットになったという訳ですけど。


Posted by cpiblog00738 at 09:05