2023年11月30日

DUCATI SUPERMONO 筑波TTレース参戦

image06 先日の11月18日、DUCATI SUPERMONOで筑波TTレースに出場しました。出場クラスはMS-1でしたが、このカテゴリーへのエントリーは私1台のみ。昔は隆盛を誇ったシングルクラスも今やそんな状況に陥っています。もちろん他のクラスと混走のレースとなりますが、流石に出走が1台では最初から賞典外扱いです。しかし自分としてはこのスーパーモノがレディー・トゥー・レースの状態であることを世界にお披露目したかったのがレースエントリーの動機でしたから、賞典外云々は全く気にしていませんでした。
 しかし激戦区である国産の250ccクラスとの混走、おまけに出走台数が31台というほぼフルグリッドの状況。何があっても絶対にバイクを壊せない自分にとっては強烈なプレッシャーがかかります。周りは真剣にレースをしてますから、その中でいかに安全にトラブルなく走り切るかを考えなければなりません。しかし一番後ろを安全にゆっくり走行では出場した意味が無いですし、かと言って本気で競り合いをしている中に飛び込むのもリスクが高すぎます。

 そんなことを試行錯誤しているうちに予選が始まりました。今回もオンボード映像は撮っていました。使用カメラはGo〇roです。このカメラ、他に選択肢はないとはいえ調子が悪くなることが多くて困ります。今迄4台購入しましたが、2台は正常に機能しなくなって使えなくなりました。1台はクレームで新品に交換、もう一台はゴミ箱行きでした。どうでもよい時はちゃんと撮影出来ていて、肝心な時にトラブルが起こる、というのがいつものパターンで本当に困ります。ちなみに去年のFISCOでのレースの時も、走行開始直後に動画がフリーズして音声のみが記録されていたり、同じく走行開始直後にピットロードを走行中に電源が落ちていたりと散々で、結局オンボード映像は全く撮れずでした。今回はトラブルなく動画が撮れていることを期待していたのですが、果たして結果は?

 
 
 結論から申し上げると、まず予選のオンボード映像は問題無く撮れていました。路面は完全なドライコンディションではなく、部分的にまだ乾いていない場所がありました。しかしこの程度であれば特に問題は無く普通に走れます。出来る限り単独走行を心がけますが、それでもやはり前の集団に追い付いてしまうことになります。今回はリスク回避のためにその集団の中に入っていくのは避けました。前に追い付いたらペースを落として間隔を開け、また追い付いたらまた間隔を開けて、という感じの予選となりました。予選順位は13番手、ちょうど真ん中からちょっと上の感じなので、自分よりも速い人はたくさんいたと思います。自分が他車に抜かれたのはペースを落としている時なので、速い人もやはり追い付いても無理に抜きにかかったりせずに一旦下がってまたペースを上げる、という予選だったのではないでしょうか?

 それで次は決勝レースなのですが、オンボード映像、撮れていませんでした。カメラのスイッチを入れ、録画開始のボタンを押して録画が開始されたのを確認していたのに・・・・そんな結果でした。まあ今回は予選とは言え走行中の動画は撮れたので良しとします。
 決勝レース、スタート直後の数周はやはり混雑の中での走行となり、危なっかしい状況に身を置くことになったのですが、周回を重ねると後続が離れた状況で前のバイクを追うような展開となり、ある意味安全地帯に定位したままチェッカーを受けることが出来ました。何はともあれ無事にレースを終えることが出来て本当に安堵しました。絶対に転べないというようなプレッシャーがきついとタイムも出ないし、まともなレースになりませんね。左腕のケガが完治していない状態でも特に不自由なくレースが出来ることを確認したことも収穫でした。でもこのバイクはせいぜい60馬力ちょっとです。いつも乗っているバイクはその3倍くらいの馬力ですから、それに乗ったらどうなるかは乗ってみないと何とも言えませんが。

FB_IMG_1700353482328 レースから無事に帰還したところの画像です。転倒等の最悪に事態に備えてカウル類はオリジナルでは無いものを装着してありますが、この後はオリジナルの状態に戻して保管する予定です。次回の走行予定は・・・・未定です。絶対に壊してはいけないバイクでレースをするとあまり楽しめないことを痛感したので、次のレース出場は無いかな、というのが現在の心境です。もちろん気が変わる可能性はありますが。

 


Posted by cpiblog00738 at 08:53