2005年10月14日

FISCOにてシェイクダウンを行いました

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出来上がっていたコルサですが、本日FISCOにてシェイクダウンを行ってきました。納車前にマシンが正常に機能するかどうかを確認しておきたかったので、新しいオーナーさんの承諾を得て私が慣らしを兼ねて走ってきました。

昨日までの天気予報では雨っぽかったので、一応トランポにマシンを積んで天気が悪くなければ出かけようと思っていたのですが、朝起きると青空が広がっているではありませんか!FISCOも秋晴れで非常に気持ちよく走行する事が出来ました。

せっかく走るのですから、簡単なロガーを積んで、空燃比のデータも取りました。画像はロギングしたデータの一部です。特に問題は無いのですが、せっかくですからこのデータを反映させたEPRomを製作してマシンに装着し納車します。

  

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2005年10月07日

出来上がりました

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外注に出していたペイントが出来上がってきました。早速取り付けです。元々何箇所かファスナーの穴が合わないところがあったので、ペイント時に合わない穴は埋めてもらいました。従って何箇所かは穴の開け直しです。綺麗に塗りあがったカウルに穴をあける作業は何度やっても緊張しますね。特にシートカウルを留めている穴は位置を特定するのが難しいので尚更です。

これでとりあえずここで出来る作業は終了です。次の段階はサーキットでのシェイクダウンです。それがトラブル無く無事に済めば、本当の意味で一件落着です。

  
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2005年09月20日

交換した部品です

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今回のレストア作業に伴い、交換された部品を床にぶちまけて見ました。こうしてみると膨大な量ですね。この他にもフューエルタンクや、シートカウル以外の全てのカウリング類、スクリーン等が交換されています。

これを見て、ふと心によぎる不安が、、、、。

果たして採算取れているのだろうか?

  
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2005年09月19日

エンジンがかかりました

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やっとエンジンがかかりました。ここまでくればもう先は見えたといってよいでしょう。

そして外装関係、カウリング類のフィッティングです。ずいぶん派手なカラーリングに見えますが、これはまだペイントする前の状態です。先にフィッティングを済ませてからペイントしないと、余計な穴を開けることになったり、干渉する部分を切ったりする必要が生じたりして、ややこしい事になります。

ちなみにシートカウルは以前TFDの商品としてラインナップされていたもので、ウエットカーボン製。その他のカウル類はベリーパンを含めてコルサ純正のメーカー製ドライカーボンです。

  
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2005年09月08日

ガソリンタンク取り付けです

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結構バイクの形が出来上がってきました。ガソリンタンクを取り付け中です。

98年型コルサ純正カーボンタンク、新品です。

コルサタンクのフレームへの取り付け方法は、年代順に4種類の違った方法があります。このタンクはその4種の方法のうちの2番目の方法で取り付けます。

即ち、エアボックスを取り付けている一番前の左右のボルト2本が特殊な形になっており、そこにタンク前端下部左右の金具を引っ掛ける方法です。

  
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2005年08月14日

シートサポート

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カーボンのシートサポートも新品にしました。今まで付いていたものは、これまた私が当時修理したもので、転倒によって粉砕したものを寄せ集め、アルミ版とリベットでつなぎ合わせた殆ど芸術品?というか、オブジェとも呼べるようなシロモノでした。機能的にはちゃんと役目を果たしていたんですけどね。

  
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2005年08月13日

フルエキゾースト

c5fdc681.JPGフルエキはなんと!φ57mmです。本当はφ54mmがベストマッチかと思ったのですが、あいにく手持ちが無い!元々付いていたのは当時のSTDであるφ50mm。今時これはちょっとイケてないので、以前TFDで走らせていたRS01のスペアだったφ57mmが登場しました。これは以前何回かの転倒歴があるので、それなりにキズがあります。元々はカーボンサイレンサーだったのですが、転倒で片側が壊れ、そっち側だけチタンのサイレンサーになっていました。私は左右の材質が揃っていなくても気にしていなかったのですが、今回は新しいオーナー様のため、もう片方もチタンに組替えました。  
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バッテリーケース周り

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バッテリーケースは新品にしました。今まで付いていたものは、私が当時(95年頃)手造りで製作したアルミ製のもの。当時はカーボンのバッテリーケースは高価だったので(今も?)壊してしまったら新しく作ってしまったほうが手っ取り早かったのです。配線類もかなり汚くなって傷んでいたので、出来る限り綺麗に作り直しました。

  
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スロットルボディー

76a746dc.JPGスロットルボディーは今やお約束のφ54mm。このφ54mmというのは96年型コルサの仕様です。748/916/996系のノーマルはφ50ですから、それに較べてかなりビッグボアです。とはいえ、最近のモデルは748Rあたりからφ54mmがあたりまえになっているとも言えますが。  
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スプロケット周り

1d5be027.JPGリアのスプロケット周りです。前に紹介したスプロケットホルダーにSTM製スプロケットの組み合わせです。おそらく筑波でシェイクダウンすることになるので、それにあわせてZ36の新品です。チェーンはDIDの520ERV2。最近ERV3が出たとの事ですが、今回はとりあえずERV2の新品で我慢して下さい。  
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ステップ周り

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またまた超ピンぼけですいません。ステップ周りは新しく造りました。今度の運転手様が正チェンジをご所望だからです。ステップバーのブラケット(黒い3角のヤツ)は最近のRS用の部品(新品)です。ロッドはころがっていた材料から削りました。

  
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少しづつ作業は進んでいます

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ピンぼけで失礼します。キャリパーは当然ビックブレンボです。そして当然のことながら、しかるべきところへ頼んでオーバーホール済みです。耐圧テストまでやってくれています。

ローターはφ320mmの厚さ6mm。但しこのホイールに関してはコロガシ用で、実際には他のものが装着されます。フォークはちょっと古めとはいえGPフォークですから、最近の量産フォークなどぶっちぎりの動きをします。

  
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2005年08月07日

そして車体の組み上げが始まりました

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エンジンにフレームを載せ、前後の足回りを取り付けてゆきます。
全ての部品が綺麗にメンテナンスされたものか、もしくは新品ですから、ちょっとオーバーかもしれませんが、新車みたいでしょう?
フロントホイールアクスルシャフトも新品です。今まで使っていたものは度重なるクランプの締め付けで、締め付けられていた部分の直径が部分的に小さくなっていました。
このマシンの以前の姿を知っているお客様が、これを見るなり、こうおっしゃいました。「凄いね、アレがこんなになるんだ!」
  
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新品のステアリングブラケットです

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以前に紹介した新品のステアリングブラケットです。もともと車両についていたものに、経年変化とその他の要因でクラックが発生していたので新品を取り寄せました。
既にステアリングチューブに上下2個のベアリングとともに組み付けてあります。
ちなみに今回のレストアでは、車体周りに関して全てのベアリング類とオイルシール類は、新品を使用しました。
  
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リアスプロケットのホルダーです

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リアスプロケットのホルダーは2001年あたりに仕様変更されています。外から見ると判りませんが、裏から見ると違いが判ります。左が従来型、右が新型です。
旧タイプはスプロケットをサークリップで位置決めしていましたが、新型ではサークリップを廃止し、幅広なカラーでスプロケットの位置を決めています。
このマシンには元々旧タイプが使われていましたが、今回は新型の方を奢る事にしました。
  
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車体に使われている主要ボルト類です

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一番太くて長いのがスイングアームピボットシャフトです。このシャフトはレースをすると容易に曲がります。ちなみにこれは新品です。今まで使用していたものは使用不可でした。このシャフトはストリートバイクのそれと長さが違いますので、混同しないように気をつけます。
その横の黒っぽい長い2本はエンジンマウントボルトです。これは見るからにストリートバイクのそれとは異なりますね。
その他はサスの取り付けボルトや、リアのエキセントリックハブの締め付けボルトです。
  
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スイングアームが上がってきました

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そんなこんなしていたら、アルマイトに出していたスイングアームが出来上がってきました。黒です。
画像では良くわからないかもしれませんが、どちらかというとつや消し黒、という感じです。
私の好みとしては、こうしたスイングアームに関してはペイントより断然アルマイトの方が好きです。
  
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こちらはフロントフォークです

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フロントフォークがバラバラになりました。こちらはリアショックに較べてかなりスラッジの量が多く、各部品の上側に真っ黒に積もっていました。またフォークインナーチューブの普段外から見えない部分にも、毎度の事ですがスラッジがこびりつき、こいつを綺麗になるまで落とすのが大変です。
これも一般的によく言われる100万円フォークのうちの一つですが、結構簡単な造りなので、何処が100万円なんだろう?とよく思ったりします。でも実際にバイクを走らせて他のフォークと比較すると、やっぱり値段分の違いが有るんですよね。
  
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リアショックのオーバーホールです

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そろそろスイングアームのアルマイトが出来上がってきそうなので、車体の組み上げに備えてサスペンションのメンテナンスを行いました。
バラバラになっているのはリアショックです。
これといって特に問題はありませんでしたが、スラッジがかなり多く見受けられ、バルブシムの上などに積もっていました。
 
 
  
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2005年07月26日

エンジンが完成しました

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エンジンがやっと完成しました。
これからフレームと合体させてバイクの形にして行くわけですが、まだスイングアームが戻ってきていません。(塗ってあった塗装を剥がしてアルマイトをかけています)
それまで作業は暫くお休みです。
  
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2005年07月25日

バルタイ測定及び調整中です

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スキッシュクリアランスの調整も終わり、ヘッドを載せて組み付けました。
そこでバルブタイミングの測定と調整です。
ここまでくればエンジンの完成まであと一息です。
  
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ヘッドが組み上がりました

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さて、ヘッドの組み上げも無事終了しました。
元々は955用だったヘッドを996仕様に対応させるために、スタッドボルトの通る穴が加工されていることが判ると思います。
  
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左右の補機類とピストンシリンダーを取り付けました

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右側の1次減速やクラッチ関係、左側のフライホイールその他の補機類を取り付け、ピストンとシリンダーを取り付けました。
ピストンシリンダーはまだ仮付けで、スキッシュを調整後にヘッドとともに本格的に取り付けます。
  
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2005年07月23日

クランクケースが組み上がりました

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で、クランクケースがこのように組み上がりました。
  
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クランクケースを閉じる寸前の様子です

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クランクケースの中に入る部品全ての準備が整ったので、それらを組み付けます。
片側にほぼ全ての部品を組み付け。上から反対側のケースを被せます。
  
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ギアボックスの点検です

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これはレイシャフトを分解したところです。スプロケットが付く方のシャフトですね。このシャフトはスプロケットを片持ちで支持するので、無理な力がかかって曲がっている事も多いです。
そのあたりのことも含めて各部を点検します。
同様にもう1本のメインシャフト(クラッチのついているシャフト)の方も点検し、問題があれば対処します。
  
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クランクが組み上がりました

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そしてクランクが組み上がりました。
新品のコンロッドはメタルクリアランスの調整も計算通りに事が運ぶので、作業がスムーズに進みました。使い込んでビッグエンドの真円度が悪くなったコンロッドだと、メタルクリアランスをいいところに持っていくのが難しい事を今回改めて認識しましたね。
  
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コンロッドボルト締め付け

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そうと決まったら、やっぱり新品はもったいないとか気が変らないうちに組んでしまいます。
これはコンロッドボルトを締め付けているところです。ボルトの締め付けはボルトの伸びで管理されます。
このデジタルのゲージは純正のSSTでとんでもない値段ですが、TFDでは使用頻度がとても高いので入手して満足しています。今までボールポイントのマイクロメーターでいちいち伸びを計測しながら電卓片手に作業していた事を考えると、こいつはゼロポイントをメモリーさせることが出来るのでぶち(とても)便利です。
  
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選ばれたのはこのセットです

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色々検討した結果、選ばれたのはこのセットです。
クランクは今まで使用していたもの。
コンロッドは748RS02のチタンコンロッドの新品。
ピストンは996レーシング98の新品。
これで行くことに決定しました。
コンロッドとピストンに新品を使ってしまうのは予算的に厳しいものがありますが、この際致し方ないでしょう。
  
Posted by cpiblog00738 at 09:50TrackBack(0)

この中から選びます

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コンロッドをどうするかの問題ですが、色々検討した結果この中から使用する部品を選択する事になりました。本来使われているH断面のチタンコンロッドは新品を購入するとあまりにも現実離れした値段になってしまうので諦め、手持ちの部品の中から選ばせてもらうことにしました。
  
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