2012年05月15日

モンジュイのインマニ

4bb951a1.jpg前バンクのキャブレターですが、取り付け角度が元々良くないので、ファンネルがフレームにかなり強く干渉しています。この状態で走ると当然ながらフレームのパイプとファンネルにキズが付きますし、振動でファンネルが回って緩んでしまいます。それに振動が激しくキャブレター本体に伝わるのでキャブレターも本来の性能を発揮できません。仕方が無いのでインマニを一度切って角度を変えて溶接し直しました。
一応エンジンの始動も確認できたので完成までもう少しです。
  

Posted by cpiblog00738 at 14:11

2012年05月07日

この通り

74d9835e.jpg本物のレーシングキャリパーなので、キャリパー裏面には「公道走行禁止」と記してあります。   
Posted by cpiblog00738 at 23:46

キャリパーは

550abaf4.jpgキャリパーは当時のレーシングキャリパーです。
締結ボルトが酷い錆で、緩めることが出来るか非常に不安でしたが何とかなりました。1本はどうしても緩まずに仕方が無くアタマを飛ばしましたけど。
  
Posted by cpiblog00738 at 23:44

モンジュイのレーシングキャリパー

55a86d2c.jpg暫く作業が中断していましたが、モンジュイレストアの続きです。
キャリパーのシールキットをやっとのことで入手したので、キャリパーのオーバーホールを開始しました。
  
Posted by cpiblog00738 at 23:40

2012年03月29日

モンジュイのリアショック

c8b0d54d.jpgリアショックも知り合いのサス屋に外注に出していましたが、オーバーホールが出来上がって来ました。最初は「マルゾッキですかあ?部品無いですよ」と気が進まない感じでしたが、流石プロ、何とか辻褄を合わせてくれました。崩壊して無くなっていたバンプラバーも代用品を装着してくれました。   
Posted by cpiblog00738 at 23:49

モンジュイのフォーク

a363352c.jpgフロントフォークインナーチューブの再メッキと再研磨による再生が出来上がって来ました。早速フォークを組み立てました。オリジナルと全く同じ形状のオイルシールが入手できなかったので、オリジナルの外から見えるリップの部分をうまく切り取って新しいシールに重ねて組み付けました。その結果シールは新品ですが外見はオリジナルのままにすることが出来ました。アウターチューブも再塗装済みで、ほぼ新品の佇まいです。   
Posted by cpiblog00738 at 23:48

2012年03月13日

モンジュイ

307ac1a8.jpgフロントフォークです。いろいろと問題があります。まずインナーチューブは、両方とも錆が発生してしまっています。放置された20年間の間に発生した錆びですが、フォーク単体で何度かストロークさせていたら錆がオイルシールを痛めてオイルが漏れ出してきました。インナーチューブは外注に出して再メッキを施してもらいます。
アウターチューブはペイントが剥がれてボロボロです。こちらは塗装に出します。
  
Posted by cpiblog00738 at 23:30

モンジュイ

f02e53fe.jpg前周りを分解しました。ステアリングヘッドのベアリングの状態はそんなに悪くありませんが、やはり下側はレースにツメが引っかかるくらいのくっきりとした筋が入ってしまっているので、下側のみ交換しました。   
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2012年03月10日

モンジュイ

41f11857.jpg早速エンジンをフレームに載せてしまいます。まだ仮組です。サスペンションのメンテナンスもこれから施します。   
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モンジュイ

db2aae19.jpgエンジンが完成しました。   
Posted by cpiblog00738 at 23:50

モンジュイ

817f0d7a.jpgヘッドを組みつけ、現在バルブタイミングの計測及び調整を行っています。   
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モンジュイ

b75ca876.jpgシリンダヘッドが組み上がりました。   
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2012年03月03日

モンジュイ

6c976860.jpg腰下にピストンシリンダーまで取り付けました。これからヘッドを組上げる作業に取り掛かります。   
Posted by cpiblog00738 at 09:51

モンジュイ

6bb4adb6.jpgエンジン左側です。   
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モンジュイ

cddd3dec.jpgクラッチカバーまで取り付けてこちら側は終了です。   
Posted by cpiblog00738 at 09:50

モンジュイ

ec2a71be.jpgエンジン右側の部品を取り付け。   
Posted by cpiblog00738 at 09:50

モンジュイ

09193205.jpgクランクケースの左右を合わせて組み立てたところです。   
Posted by cpiblog00738 at 09:49

モンジュイ

6311c960.jpgクランクケースの片側に内部の部品を仮組した様子です。今回は左右クランクケースの合わせ面に紙のガスケットは使用せず、シリコンガスケットのみで組みますから各部品の位置を決めるシムはその状態に合わせて調整しています。どちらにせよシムの調整は最初からやり直すので手間は一緒なのですが。   
Posted by cpiblog00738 at 09:49

2012年03月02日

モンジュイ

f02f9e2d.jpgミッションのメインシャフトです。こちらも特に問題ありません。   
Posted by cpiblog00738 at 23:32

モンジュイ

7e3c5cf4.jpgミッションのカウンターシャフトです。特に問題ありません。   
Posted by cpiblog00738 at 23:32

モンジュイ

d003148a.jpgクランクにコンロッドを組み付けました。このエンジンのハーフベアリングは寸法差によって区別されるアカとかアオとかの区別が無いので寸法の選択は不可のような気がしますが、それでも実際に計測すると結構寸法のばらつきがあります。というわけで、何枚もの中から適当な寸法のハーフベアリングを選択して使用しています。   
Posted by cpiblog00738 at 23:32

モンジュイ

98e55491.jpgクランクシャフトです。この時代のクランクはピンの仕上げが綺麗ですね。   
Posted by cpiblog00738 at 23:31

モンジュイ

d72f33fd.jpgコンロッドです。特に問題はありません。20年放置されたせいかどうかは不明ですが、本体側のメタルの状態はあまり良くありません。   
Posted by cpiblog00738 at 23:31

モンジュイ

27c400ae.jpgこちらはクランクケースです。新品ベアリングを装着しました。   
Posted by cpiblog00738 at 23:30

モンジュイ

c0e6a939.jpgバルブシートのリフェースを行っています。このエンジンは走行が少ないため、ガイドの磨耗が殆ど見受けられませんでした。問題無いところは無闇に触らないという鉄則に基づいて、ガイド交換は行わず、シートのリフェースのみを行いました。
ガイド交換を行っていないので研磨量は極小であるはずなのですが、面白いことにそういう場所とそうでない場所があります。シートがものすごく傾いた状態に なっていて、修正するのにかなりの研磨を行う必要がある場所もあります。新品組み立て時には正しい状態にあるものが、エンジンに熱が入ると歪んだりしてし まうのでしょうか?   
Posted by cpiblog00738 at 23:24

2012年02月25日

モンジュイ

e37e5a95.jpgエンジンの塗装が出来上がってきました。これでエンジンはバッチリでしょう。   
Posted by cpiblog00738 at 23:34

2012年02月16日

モンジュイ

9be6c169.jpgとりあえずデロルトキャブも綺麗になりました。果たしてこれでエンジンが調子良く回るかどうかは実際に走らせてみないとまだ分かりませんが・・・・。   
Posted by cpiblog00738 at 23:33

モンジュイ

e602ee53.jpgタンクと同様に凄いことになっていたデロルトキャブもついでに処理します。クリーナーの液に漬け込んで処理します。   
Posted by cpiblog00738 at 23:32

モンジュイ

73b5783b.jpg懸念だったガソリンタンクですが、腐ったガソリンのために、あまりにも状態が悲惨だったのでなかなか手を付ける気になれず、半ば放置状態でした。どのような方法で対処しようかといろいろと悩んで考えたのですが、結局キャブレタークリーナーなる物を使用してみることにしました。いろいろと情報を集めて、結局選んだのはヤマハ純正の製品です。原液4リットルを指定濃度にガソリンで希釈し、タンクの中に満たしました。満遍なくタンク全体に液が行き渡るようにタンクの角度を変えながら暫く放置しておきました。
結果はご覧の通り、大成功です。期待していた以上に綺麗になりました。これで悩みがひとつ解決しました。
  
Posted by cpiblog00738 at 23:32

2012年02月12日

エンジンは結局塗装することに

fec6adc8.jpg汚かったエンジンですが、一生懸命洗った結果、ある程度までは綺麗になりました。でもやっぱり塗装の剥がれや腐食が気になります。
ということで、思い切ってエンジン一式全て塗装をやり直すことにしました。
本当は予算との兼ね合いもあるので、そのまま行きたかったのですが・・・。
でもこういったレストアは、ある意味「TFD名越の作品」ということで、後々まで形が残るものなのですよね。特にこういった昔の名車と認識されているものはこの先も末永くこの世に存在し続けるので、何かの機会に第三者にも評価される機会が多いと思います。その時には、「予算の関係でここまでしか出来ませんでした」なんていう言い訳が出来るわけも無く、もっとちゃんとやれば良かったのに、なんて思われるのはやっぱりちょっと心外です。
自分の仕事のレベルをどの辺りに設定するか、ということにおいて、自分の場合はもしこれが自分のバイクだったらどのくらいのレベルで作業して欲しいと思うだろう?というところが判断基準になっています。その結果ちょっとやりすぎたり、懲りすぎたり、そのためにお客様の予算に負担がかかったりすることもあって、難しいところではあります。
  
Posted by cpiblog00738 at 20:08