2012年05月15日
モンジュイのインマニ
前バンクのキャブレターですが、取り付け角度が元々良くないので、ファンネルがフレームにかなり強く干渉しています。この状態で走ると当然ながらフレームのパイプとファンネルにキズが付きますし、振動でファンネルが回って緩んでしまいます。それに振動が激しくキャブレター本体に伝わるのでキャブレターも本来の性能を発揮できません。仕方が無いのでインマニを一度切って角度を変えて溶接し直しました。
一応エンジンの始動も確認できたので完成までもう少しです。
一応エンジンの始動も確認できたので完成までもう少しです。
Posted by cpiblog00738 at
14:11
2012年05月07日
2012年03月29日
モンジュイのリアショック
リアショックも知り合いのサス屋に外注に出していましたが、オーバーホールが出来上がって来ました。最初は「マルゾッキですかあ?部品無いですよ」と気が進まない感じでしたが、流石プロ、何とか辻褄を合わせてくれました。崩壊して無くなっていたバンプラバーも代用品を装着してくれました。
Posted by cpiblog00738 at
23:49
モンジュイのフォーク
フロントフォークインナーチューブの再メッキと再研磨による再生が出来上がって来ました。早速フォークを組み立てました。オリジナルと全く同じ形状のオイルシールが入手できなかったので、オリジナルの外から見えるリップの部分をうまく切り取って新しいシールに重ねて組み付けました。その結果シールは新品ですが外見はオリジナルのままにすることが出来ました。アウターチューブも再塗装済みで、ほぼ新品の佇まいです。
Posted by cpiblog00738 at
23:48
2012年03月13日
モンジュイ
フロントフォークです。いろいろと問題があります。まずインナーチューブは、両方とも錆が発生してしまっています。放置された20年間の間に発生した錆びですが、フォーク単体で何度かストロークさせていたら錆がオイルシールを痛めてオイルが漏れ出してきました。インナーチューブは外注に出して再メッキを施してもらいます。
アウターチューブはペイントが剥がれてボロボロです。こちらは塗装に出します。
アウターチューブはペイントが剥がれてボロボロです。こちらは塗装に出します。
Posted by cpiblog00738 at
23:30
2012年03月10日
2012年03月03日
モンジュイ
クランクケースの片側に内部の部品を仮組した様子です。今回は左右クランクケースの合わせ面に紙のガスケットは使用せず、シリコンガスケットのみで組みますから各部品の位置を決めるシムはその状態に合わせて調整しています。どちらにせよシムの調整は最初からやり直すので手間は一緒なのですが。
Posted by cpiblog00738 at
09:49
2012年03月02日
モンジュイ
クランクにコンロッドを組み付けました。このエンジンのハーフベアリングは寸法差によって区別されるアカとかアオとかの区別が無いので寸法の選択は不可のような気がしますが、それでも実際に計測すると結構寸法のばらつきがあります。というわけで、何枚もの中から適当な寸法のハーフベアリングを選択して使用しています。
Posted by cpiblog00738 at
23:32
モンジュイ
バルブシートのリフェースを行っています。このエンジンは走行が少ないため、ガイドの磨耗が殆ど見受けられませんでした。問題無いところは無闇に触らないという鉄則に基づいて、ガイド交換は行わず、シートのリフェースのみを行いました。
ガイド交換を行っていないので研磨量は極小であるはずなのですが、面白いことにそういう場所とそうでない場所があります。シートがものすごく傾いた状態に なっていて、修正するのにかなりの研磨を行う必要がある場所もあります。新品組み立て時には正しい状態にあるものが、エンジンに熱が入ると歪んだりしてし まうのでしょうか?
ガイド交換を行っていないので研磨量は極小であるはずなのですが、面白いことにそういう場所とそうでない場所があります。シートがものすごく傾いた状態に なっていて、修正するのにかなりの研磨を行う必要がある場所もあります。新品組み立て時には正しい状態にあるものが、エンジンに熱が入ると歪んだりしてし まうのでしょうか?
Posted by cpiblog00738 at
23:24
2012年02月25日
2012年02月16日
モンジュイ
懸念だったガソリンタンクですが、腐ったガソリンのために、あまりにも状態が悲惨だったのでなかなか手を付ける気になれず、半ば放置状態でした。どのような方法で対処しようかといろいろと悩んで考えたのですが、結局キャブレタークリーナーなる物を使用してみることにしました。いろいろと情報を集めて、結局選んだのはヤマハ純正の製品です。原液4リットルを指定濃度にガソリンで希釈し、タンクの中に満たしました。満遍なくタンク全体に液が行き渡るようにタンクの角度を変えながら暫く放置しておきました。
結果はご覧の通り、大成功です。期待していた以上に綺麗になりました。これで悩みがひとつ解決しました。
結果はご覧の通り、大成功です。期待していた以上に綺麗になりました。これで悩みがひとつ解決しました。
Posted by cpiblog00738 at
23:32
2012年02月12日
エンジンは結局塗装することに
汚かったエンジンですが、一生懸命洗った結果、ある程度までは綺麗になりました。でもやっぱり塗装の剥がれや腐食が気になります。
ということで、思い切ってエンジン一式全て塗装をやり直すことにしました。
本当は予算との兼ね合いもあるので、そのまま行きたかったのですが・・・。
でもこういったレストアは、ある意味「TFD名越の作品」ということで、後々まで形が残るものなのですよね。特にこういった昔の名車と認識されているものはこの先も末永くこの世に存在し続けるので、何かの機会に第三者にも評価される機会が多いと思います。その時には、「予算の関係でここまでしか出来ませんでした」なんていう言い訳が出来るわけも無く、もっとちゃんとやれば良かったのに、なんて思われるのはやっぱりちょっと心外です。
自分の仕事のレベルをどの辺りに設定するか、ということにおいて、自分の場合はもしこれが自分のバイクだったらどのくらいのレベルで作業して欲しいと思うだろう?というところが判断基準になっています。その結果ちょっとやりすぎたり、懲りすぎたり、そのためにお客様の予算に負担がかかったりすることもあって、難しいところではあります。
ということで、思い切ってエンジン一式全て塗装をやり直すことにしました。
本当は予算との兼ね合いもあるので、そのまま行きたかったのですが・・・。
でもこういったレストアは、ある意味「TFD名越の作品」ということで、後々まで形が残るものなのですよね。特にこういった昔の名車と認識されているものはこの先も末永くこの世に存在し続けるので、何かの機会に第三者にも評価される機会が多いと思います。その時には、「予算の関係でここまでしか出来ませんでした」なんていう言い訳が出来るわけも無く、もっとちゃんとやれば良かったのに、なんて思われるのはやっぱりちょっと心外です。
自分の仕事のレベルをどの辺りに設定するか、ということにおいて、自分の場合はもしこれが自分のバイクだったらどのくらいのレベルで作業して欲しいと思うだろう?というところが判断基準になっています。その結果ちょっとやりすぎたり、懲りすぎたり、そのためにお客様の予算に負担がかかったりすることもあって、難しいところではあります。
Posted by cpiblog00738 at
20:08