2015年11月14日
1098エンジン
さて、いつの間にかエンジンが組み上がりました。
とりあえず完成というか、区切りの良いところまで出来上がったので、暫くは溜まってしまった本来の仕事に戻ります。
ジェネレーターカバーは当然ですが1098のものではありません。
ピックアップが2個なので、15年ほど昔のバイクの部品です。
追加ピックアップ分の取り付けボスは溶接で付け足す手も有りますが、場所的にどうしても熱による歪みが発生してしまい、オイル漏れしないように組み付けるのには気を使います。
なので今回はこの仕様です。
一見車種不明ですね。
エンジン左側の眺めです。
クラッチはとりあえずその辺にあったものを取り付けました。
このエンジンを載せる車体は今のところ手持ちの996RS01にする予定です。
エンジンを動力計に載せて燃調その他のセッティングを出す前に、まずエンジンを車体に載せ、ハーネス関係と排気系を製作してバイクの形を完成させます。
動力計でのセッティングはそれからですね。
作業再開はしばらく先になりそうですが、その時にはまた記事をアップしますのでお楽しみに。
とりあえず完成というか、区切りの良いところまで出来上がったので、暫くは溜まってしまった本来の仕事に戻ります。
ジェネレーターカバーは当然ですが1098のものではありません。
ピックアップが2個なので、15年ほど昔のバイクの部品です。
追加ピックアップ分の取り付けボスは溶接で付け足す手も有りますが、場所的にどうしても熱による歪みが発生してしまい、オイル漏れしないように組み付けるのには気を使います。
なので今回はこの仕様です。
一見車種不明ですね。
エンジン左側の眺めです。
クラッチはとりあえずその辺にあったものを取り付けました。
このエンジンを載せる車体は今のところ手持ちの996RS01にする予定です。
エンジンを動力計に載せて燃調その他のセッティングを出す前に、まずエンジンを車体に載せ、ハーネス関係と排気系を製作してバイクの形を完成させます。
動力計でのセッティングはそれからですね。
作業再開はしばらく先になりそうですが、その時にはまた記事をアップしますのでお楽しみに。
Posted by cpiblog00738 at
21:20
2015年11月13日
1098エンジン
ピストンはピスタルを使用しています。
こちらは前側気筒です。
こちらは後側。
2個のピストンの重量差は0.1グラムです。
ピスタルはこのあたりの精度が非常に高いですね。
ヘッドを組み付けてバルブタイミングの計測と調整を行っています。
こちらはエンジン右側からの眺めです。
普通の1098エンジンとはちょっと雰囲気が違う、と思った方は正解です。
クラッチカバーは他車種のものですし、タイミングベルトのプーリー等も同様です。
歯付きのプーリーは他車種のアルミ製のものを使用しています。
テンショナのプーリーも他車種のものです。
元々使用されていたオリジナルのテンショナプーリーはプラスチック製で、ベアリングとプーリーが一体として製作されています。
自分の感覚ではこの部品をレースで使用するのはちょっと不安に感じました。
ということで他車種のスチール製のプーリーを使用することにしました。
こちらは前側気筒です。
こちらは後側。
2個のピストンの重量差は0.1グラムです。
ピスタルはこのあたりの精度が非常に高いですね。
ヘッドを組み付けてバルブタイミングの計測と調整を行っています。
こちらはエンジン右側からの眺めです。
普通の1098エンジンとはちょっと雰囲気が違う、と思った方は正解です。
クラッチカバーは他車種のものですし、タイミングベルトのプーリー等も同様です。
歯付きのプーリーは他車種のアルミ製のものを使用しています。
テンショナのプーリーも他車種のものです。
元々使用されていたオリジナルのテンショナプーリーはプラスチック製で、ベアリングとプーリーが一体として製作されています。
自分の感覚ではこの部品をレースで使用するのはちょっと不安に感じました。
ということで他車種のスチール製のプーリーを使用することにしました。
Posted by cpiblog00738 at
09:30
2015年11月11日
1098エンジン
さて、クランクケースの組み立てを開始です。
いつものことですが、各部品のシム調整にはかなりの時間と手間がかかります。
クランクシャフトに適度なプリロードをかけ、尚且つコンロッドの位置をシリンダの中心に持ってくるためのクランクシャフト左右のシム調整。 シフト操作がちゃんと機能するように各ギアの噛み合いを揃えるためのミッションシャフト、シフトドラム左右のシム調整。
これ等の調整を完璧とはいかないまでも納得できる範囲に収めるまでには、何十回の単位でケースを合わせては割る、という行為を繰り返します。
それらの作業を終了後、改めてクランクケースの左右合わせ面に液体ガスケットを塗布してケースを組み立てます。
次は腰下左右の組み立てです。
こちらは右側で、一次ギア、オイルポンプ等があります。
今回はテストの意味で減速比が本来と異なる部品を組んでみました。
何をしたか、画像を見れば解る人には解ると思います。
これが良いかどうかは 実際に走行し、尚且つかなり走り込んでみないと評価は出来ないと思いますが、他人がやらない事(出来ない事、しない事)はとりあえずやってみたいですよね。
こちらは左側、フライホイール、タイミングギア、シフト機構等があります。
フライホイールに4個のトリガーが付いていたり、タイミングギアがトリガー1個を残して加工されて いたりとノーマルからはかなり異なる眺めですが、このエンジンの制御はMotecで行うため、こういった仕様になります。
フライホイールの組み付け位置も通常とは異なります。
スプラインを一山ずらして組んであります。
目的は始動性の向上ですが、こういったアイデアを即実行に移せるのがMotec等の高性能なフルコンの良いところですね。
高額なだけの事はあると思います。
ちなみに同じフルコンでもM197ではこういった芸当は出来ません。
いつものことですが、各部品のシム調整にはかなりの時間と手間がかかります。
クランクシャフトに適度なプリロードをかけ、尚且つコンロッドの位置をシリンダの中心に持ってくるためのクランクシャフト左右のシム調整。 シフト操作がちゃんと機能するように各ギアの噛み合いを揃えるためのミッションシャフト、シフトドラム左右のシム調整。
これ等の調整を完璧とはいかないまでも納得できる範囲に収めるまでには、何十回の単位でケースを合わせては割る、という行為を繰り返します。
それらの作業を終了後、改めてクランクケースの左右合わせ面に液体ガスケットを塗布してケースを組み立てます。
次は腰下左右の組み立てです。
こちらは右側で、一次ギア、オイルポンプ等があります。
今回はテストの意味で減速比が本来と異なる部品を組んでみました。
何をしたか、画像を見れば解る人には解ると思います。
これが良いかどうかは 実際に走行し、尚且つかなり走り込んでみないと評価は出来ないと思いますが、他人がやらない事(出来ない事、しない事)はとりあえずやってみたいですよね。
こちらは左側、フライホイール、タイミングギア、シフト機構等があります。
フライホイールに4個のトリガーが付いていたり、タイミングギアがトリガー1個を残して加工されて いたりとノーマルからはかなり異なる眺めですが、このエンジンの制御はMotecで行うため、こういった仕様になります。
フライホイールの組み付け位置も通常とは異なります。
スプラインを一山ずらして組んであります。
目的は始動性の向上ですが、こういったアイデアを即実行に移せるのがMotec等の高性能なフルコンの良いところですね。
高額なだけの事はあると思います。
ちなみに同じフルコンでもM197ではこういった芸当は出来ません。
Posted by cpiblog00738 at
11:19
2015年11月03日
ミッション
製作開始した自分用のエンジンは1098がベースです。
1198よりも1098の方がエンジンに余裕があるみたいなので、あえて1098を選びました。
それと1098の方が流用できるそれ以前のモデルの部品が多いのです。
まずミッションです。
今回ミッションは1098のものをほぼそのまま使用します。
所謂SPミッションというやつです。
こいつが初登場したのは851のSPシリーズに採用された時ですが、レシオはその時から変わっていません。
ただしノーマルをそのまんま使用するのはつまらないので、レース専用ということでちょっとだけモディファイしてあります。(内容は秘密です)
クランクです。
既にダイナミックバランスが施されています。
凶器の雰囲気が素敵です。
今回はヘビーウェイトは無しにしました。(コストが高いもんで)
クランクにコンロッドを組み付けたところです。
御覧の通りコンロッドは街乗り車純正のチタンコンロッドです。
ノーマルの鉄コンロッドからの変更なので重量はかなり軽量となり、そのためクランクウェブはかなりそぎ落とされているのです。
こういった部品の流用が出来るのは1098の方なのです。
1198の方はコンロッドの長さが短いので流用できるチタンコンロッドは1098R、1198Rの部品しかありません。
このコンロッドの中古品が出回ることはまずないので、欲しければ新品しか選択肢は有りません。でも超高価なので現実的ではないのです。
1198よりも1098の方がエンジンに余裕があるみたいなので、あえて1098を選びました。
それと1098の方が流用できるそれ以前のモデルの部品が多いのです。
まずミッションです。
今回ミッションは1098のものをほぼそのまま使用します。
所謂SPミッションというやつです。
こいつが初登場したのは851のSPシリーズに採用された時ですが、レシオはその時から変わっていません。
ただしノーマルをそのまんま使用するのはつまらないので、レース専用ということでちょっとだけモディファイしてあります。(内容は秘密です)
クランクです。
既にダイナミックバランスが施されています。
凶器の雰囲気が素敵です。
今回はヘビーウェイトは無しにしました。(コストが高いもんで)
クランクにコンロッドを組み付けたところです。
御覧の通りコンロッドは街乗り車純正のチタンコンロッドです。
ノーマルの鉄コンロッドからの変更なので重量はかなり軽量となり、そのためクランクウェブはかなりそぎ落とされているのです。
こういった部品の流用が出来るのは1098の方なのです。
1198の方はコンロッドの長さが短いので流用できるチタンコンロッドは1098R、1198Rの部品しかありません。
このコンロッドの中古品が出回ることはまずないので、欲しければ新品しか選択肢は有りません。でも超高価なので現実的ではないのです。
Posted by cpiblog00738 at
23:33